水で膨らむボール状の樹脂製おもちゃは、元は小さいものの、飲み込むと体内で水分を吸収してゼリー状に膨らみ、腸に詰まって重症になるおそれがあります。昨年6月から水で膨らむ樹脂製品の販売は規制されています。すでに保有している方は、乳幼児に触れさせないように注意してください。
■事例
自宅の庭で遊んでいたときに、水で膨らむボール状の樹脂製おもちゃを飲み込んだ。その夜嘔吐(おうと)し、嘔吐物の中におもちゃの一部がありすぐに病院を受診したところ、腸閉塞が認められた。開腹手術を行うと、腸に3cm大に拡張したおもちゃが詰まっていた。
■事故防止のポイント
・子どもが持ち出せないよう、保管場所に注意する。
・口に入れると危険であることを子どもに伝える。
・不要になった場合は、製品を廃棄することを検討する。
・誤飲に気づいたときや、その疑いがあるときは、直ちに医療機関を受診しましょう。
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【参考】
経済産業省発表情報
【参考】
消費者庁発表情報
問合せ:消費生活センター(相談専用)【電話】3984-5515
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国民生活センターホームぺージより転載
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