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青梅市の文化遺産94

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東京都青梅市

■青梅市郷土博物館
文化財保護指導員 小島みどり

青梅市郷土博物館は、昭和49(1974)年5月11日、駒木町1丁目684番地に開館しました。「多摩川と緑にかこまれた博物館」をキャッチフレーズとするにふさわしく、多摩川に面した自然豊かな釜の淵公園の一角に位置します。
館内には、青梅市の歴史が時代別にわかる「常設展示室」と「企画展示室」があります。「企画展示室」では、歴史・民俗・考古学などから一年に数回、一つのテーマを設けて、多くの資料を展示し、専門家を招いて関連講座も開かれます。
中世にこの地域の国人領主であった三田氏や近代の交通や産業の発展に関わった青梅鉄道関係の企画展などは、市内だけでなく市外からの来館者も多く、展示図録も出版されています。一年間に市民から寄贈された収蔵品を紹介する「新収蔵品展」も開催されます。
また、市内の小学校では社会科見学コースに組入れ、小学生が市の歴史や昔の暮らしを勉強する場となっています。
収蔵資料には国の重要文化財1点、都指定有形文化財1点、市指定有形文化財10点を含む多くの民具や古文書、市内の遺跡から発掘された考古遺物が収蔵され、青梅市域やこの地方の歴史文化に関する学習や各分野の研究に役立っています。
現在は、今年で開通130年を迎える青梅線に関する特別展「青梅線開通130周年」を開催しています。
さらに、今年で開館から50周年をむかえる市郷土博物館では12月から、半世紀にわたる博物館の歴史を振り返る記念展「開館50年のあゆみ」(仮称)の開催が予定されています。

問合せ:郷土博物館
【電話】23-6859

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