■認知症の予防には食生活の改善も必要です
ホームケアクリニック青梅認定栄養ケア・ステーションひより 管理栄養士 三瓶直美
認知症とは、脳の病気や障がいなどさまざまな原因によって認知機能が低下し日常生活全般に支障が出る状態です。予防には、脳の健康を保ち老化を防ぐことが重要で、その為に生活習慣の改善と共に食生活の見直しも有効です。
イワシ・サバなどの青魚は、DHAやEPAと呼ばれる「不飽和脂肪酸」が豊富に含まれており悪玉コレステロールを減らす働きがあります。DHAは記憶力や判断力の向上につながります。
緑茶に含まれているカテキンは、血液中に不要となった、たん白質の排出を促すとされ血流が良くなることから脳内の神経伝達を円滑にし、認知機能の低下を防ぐ効果が期待できます。
大豆製品にはコレステロールや中性脂肪を低下させる働きのある栄養素が含まれ、納豆に含まれるナットウキナーゼには、血栓を溶かす働きがあります。緑黄色野菜を含め野菜も意識して食べ毎日の食事に気をつけることが認知症予防の鍵となります。
最後に塩分の取り過ぎで高血圧を発症すると脳血管性認知症のリスクが高まりますので減塩を心がけることも大切です。
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