■星空情報
▽金星が見頃を迎えます
「明けの明星」や「宵の明星」と呼ばれている金星が、夕方、目立つようになってきました。日の入り後30分、西南西の空約10度、かなり低い位置で、マイナス4等級と明るく輝いています。今月の6日には、金星のすぐ東側に三日月も並んで見えるようになります。
この頃の金星を望遠鏡で見ると、写真のように右側が膨らんで見えます。金星の右側少し手前から太陽の光を受けているので、その部分が明るく光って見えています。
金星はこれから徐々に高度を上げていき、宵の明星として一層目立つようになっていきます。
金星は大きさや質量、内部構造も地球とほぼ同じなので、兄弟星と呼ばれています。しかし、濃い硫酸の厚い雲で覆われているため、地表を見ることはできません。さらに表面の温度が常に470℃にも達するため、残念ながら私たちが住むことができない、とても過酷な環境です。
天文館では日中の観望で金星を見ることができます。
■主なイベント(11月)
▽(1)写真撮影会(ペルセウス座・カシオペア座)
日時:11月2日(土)19:10~21:00
内容:お手持ちのデジタルカメラでペルセウス座やカシオペア座を撮影します。初心者の方大歓迎です。
▽(2)街角観望会(水遊園)
日時:11月9日(土)13:30~16:00
場所:なかがわ水遊園
内容:太陽の表面や昼間の月を観望します。どなたでも観望できます。
▽(3)月撮影会
日時:11月10日(日)17:10~18:00
内容:お手持ちのホームビデオカメラや一眼カメラで月齢9の月を撮影します。
(4)木星・土星を見よう
日時:11月22日(金)~24日(日)、11月26日(火)~30日(土)、12月3日(火)~5日(木)19:10~21:00
内容:縞模様やガリレオ衛星と呼ばれる4つの衛星でよく知られる木星や、大きな環が魅力の土星などを観望します。
詳細は天文館HPをご覧ください
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休館日:毎週月曜(祝日を除く)、祝日の翌日(日曜を除く)
開館時間:13:30~21:00(入館は20:30まで)
問合せ:天文館
【電話】0287-28-3254
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