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広報うつのみや+(プラス) カーボンニュートラルなまち うつのみやの実現

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栃木県宇都宮市

本市が目指す「スーパースマートシティ」を構成する3つの社会のうちの1つ、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出量の実質ゼロを達成し、快適で健康的な暮らしにもつながる、「脱炭素社会」の実現に向けた取り組みなどをご紹介します。

■地球温暖化の仕組み
今まで地球は、太陽からのエネルギーを宇宙へ反射・放出させることで、程よく温まってきましたが、現在は、CO2やメタンなどの温室効果ガスが多くなりすぎて地球の周りに壁をつくってしまっています。
太陽のエネルギーをなかなか宇宙へ逃すことができないため、気温がとても高くなったり、異常気象が起こったりします。
※詳細は本誌またはPDF版をご覧下さい。

■地球温暖化がもたらす影響
私たちがこのままの生活を続けていると、さらに温暖化は進み、今以上にたくさんの影響が出てきてしまう可能性が高くなります。例えば、猛暑日が年間で30日以上増えたり、大雨による災害が発生したり、熱中症による健康被害などが起こったりします。
本市は、自動車の保有率が高く、運輸部門のCO2排出割合が全国平均よりも9%高くなっていることが特徴です。

◇このままの生活を続けた21世紀末の宇都宮市
平均気温+4℃
猛暑日(35℃以上)
年間30日以上増加
熱帯夜(25℃以上)も約60日増加
短時間豪雨…発生回数は約1.8倍
熱中症
雨が降らない
干ばつ…作物に影響

◇本市のCO2排出割合

■地球温暖化の影響を小さくするためには
私たち一人ひとりが今すぐ行動を起こし、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現が不可欠です。
また、国内はエネルギー資源が乏しく、海外から輸入する化石燃料に依存していて、これらの問題に対応するためにも、脱炭素の取り組みが重要です。

◇「ゼロカーボンシティ」宣言
2021年9月に、本市は、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを宣言しました。
その実現に向けては、CO2の排出を2030年度までに、2013年度と比べて50%削減しなければいけません。

◇どうして2050年まで?
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「1.5℃特別報告書」の中で、世界の平均気温の上昇を産業革命以前から、1.5℃の水準に抑えるためには、2050年前後のCO2排出量が実質ゼロとなることが必要との見解が示されました。

市民の削減目標:▲85万t(▲60%)
事業者の削減目標:▲110万t(▲45%)
行政の削減目標:▲8.4万t(▲75%)

◇TOPIC(トピック) カーボンニュートラルロードマップ ID:1028927
2050年までのカーボンニュートラルの実現に向けて、本市全体で長期的なビジョンを共有し、市民・事業者・行政が一丸となって取り組んでいくことを目的として、ロードマップを策定しました。
詳しくは、市HPをご覧ください。※二次元コードは本誌またはPDF版をご覧下さい。

■カーボンニュートラル実現のための3つのアクション
◆大胆に!かえる
◇移動をエコで快適に、スマートムーブを心掛けよう
・毎日の通勤通学やお出掛けには、公共交通機関を利用しよう。
・マイカーをEV車(電気自動車)に、運転はエコドライブを心掛けよう。
・心や体の健康のためにも自転車や徒歩で移動しよう。

◇サステナブルなライフスタイルへ、日々の行動を変えよう
・レジ袋や使い捨てプラスチックを削減。無駄を見直し、ごみの減量や分別を徹底しよう。
・人や環境に優しいものを、考え、選んで、購入しよう。
・地元の旬の野菜や果物をおいしく食べて、食品ロスはゼロにしよう。

◆もっと!つくる
◇電気は「買うもの」から「つくるもの」へ、エネルギーを創り、そして使おう
・住宅の新築・改修時には太陽光発電や太陽熱などの再生可能エネルギー設備の設置を検討しよう。
・集合住宅などで、設備の設置が難しい場合は、小売電気事業者の再生可能エネルギーメニューへの切り替えを検討しよう。

◆みんなで!育てる
◇「もったいない」のこころを育み、未来の世代へつなげよう
・「ひと」を大切に将来世代を担う子どもたちの優しい心を育てよう。
・「もの」を大切に衣類や家具家電などを大事に長く使おう。
・「まち」を大切に自分たちが暮らす地域のまちづくり活動に積極的に関わろう。

問合せ:環境創造課
【電話】632-2418

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