大谷地区は日本遺産にも認定され、本市が誇る観光名所の一つです。今回、「大谷の奇岩群(きがんぐん)と採石産業の文化的景観」が、栃木県で初めて国の重要文化的景観に選定されます(数カ月後の官報告示をもって正式決定となります)。
これを機に、文化的景観というまた違った目線で訪れてみてはいかがでしょうか。
■文化的景観とは
日本の多様な気候風土の中で、人々は地域の自然と関わりながらなりわいを立て、生活を営み、長い年月をかけてその土地ならではの特徴的な景観を築きあげてきました。こうした景観を受け継ぐ土地を「文化的景観」としています。
■重要文化的景観とは
文化的景観の中でも地域の特色を示す代表的なものや、他に例を見ない独特なものとして国が選定したものが「重要文化的景観」です。
■「大谷の奇岩群と採石産業の文化的景観」 ID:1036090
「大谷の奇岩群と採石産業の文化的景観」とは、大谷石を中心に形成された自然と石をほる(掘る・彫る)人々の営みが共生する景観です。
28カ所が、本景観の本質的な価値を顕著に示す重要な構成要素となります。
・御止山(おとめやま)や越路岩(こしじいわ)などの大谷の奇岩群。
・カネホン採石場などの採石場。
・軌道跡。
・大谷寺などの寺社仏閣。
・旧大谷公会堂などの大谷石建造物など。
奇岩群は、岩体に松の木などが茂っている様子から「陸の松島」とも呼ばれ、独特の自然の景勝地として多くの人に親しまれています。
また、現在も稼働中の露天掘り採石場のカネホン採石場は、大谷石の採掘、加工、流通に関連する一連の生産体制がまとまり、よく分かる採石場です。
「大谷の奇岩群と採石産業の文化的景観」について、詳しくは、市HPをご覧ください。
問合せ:文化都市推進課
【電話】632-2766
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