◆生活文化科
生活文化科には「服飾チーム」または「保育チーム」が選択できる「生活デザインコース」と、「食文化コース」があります。
「服飾チーム」は被服製作やファッションなど主に服飾について学び、「保育チーム」は子どもの発達や世話の仕方など主に保育について学びます。「食文化コース」は調理実習や食品学など主に食について学びます。
調理実習ではまるで料理番組を見ているかのような手際の良さで調理を進めていきます。また、オリジナル商品「おやま和牛入りかんぴょうカレーパン」を開発するなど、実践的な学習を行っています。
▽保育造形実習
令和4年度から新設された生活デザインコースの保育チーム。造形や、歌、ピアノ、読み聞かせ、看護など保育の現場で必要な技術を学びます。
▽ドレス製作
生活デザインコースの服飾チームでは浴衣や甚平といった和装からドレスまで、多くの作品を製作します。
「一から自分で作る作品は完成したときにとても達成感がある」と服飾チームの生徒が教えてくれました。
▽一生ものの技術
多くの検定試験の勉強を通して、基礎から高度な技術まで身に付けます。
食文化コースではきゅうりの半月切りから始まり、フルコースの献立・調理まで行います。
〔将来の目標教えて!〕
生活文化科の2年生、3年生に将来の目標について教えてもらいました。
・菊野 瑠來逢(きくのるきあ)さん
保育士になりたい!
週に2時間あるピアノの授業を頑張っています。
・大山 実桜(おおやまみお)さん
パティシエになりたい!
盛り付け方について教えてもらったのが勉強になりました。
■栃木県立小山南高等学校
◆スポーツ科
普通科2クラス、スポーツ科2クラスで構成されている小山南高校。スポーツ科の生徒は運動部への加入が推奨されるほか、カリキュラムも普通科とは大きく異なります。スポーツを「する人・見る人・支える人」のうち、特に「支える人」として地域スポーツに貢献する大人になってほしいと話すスポーツ科長の青木延明先生。そんな小山南高校スポーツ科の実態に迫ります。
▽スポーツ科目が豊富
平均1日2時間スポーツ科目があります。体を動かすだけでなく、スポーツの歴史など概論も学びます。
▽誰でも使えるトレーニング場
授業ではもちろん、ウエイトリフティング部をはじめ、運動部の生徒たちが使えるトレーニング場があります。
▽10人の保健体育教員
10人の保健体育教員が在籍し、バスケやサッカーなど、各種目はそれぞれその分野を極めた教員が教えています。
・カヌー部顧問 長谷部 知英子(はせべちえこ)先生
小山南高校卒業生 高校時代はインターハイチャンピオン!
・サッカー部顧問 福田 哲也(ふくだてつや)先生
小山南高校卒業生 サッカー部目指すは県ベスト4!
・スポーツ科長 青木 延明(あおきのぶあき)先生
全国高体連のウエイトリフティングの運営にも携わっています
▽豊富な実習
・スノーボード実習
“生涯スポーツ”として、卒業後も楽しめるスポーツの実習を行っています。
・テーピング実習
柔道整復師の卒業生を講師に迎え、スポーツで必要なテーピングについて実践的に学びます。
▽地域ボランティア
部活動で教室を開き、小学生にそれぞれの競技について教えるなど、地域のスポーツのお手伝いもしています。
〔聞かせて!小南生のリアルな声〕
スポーツ科2年、部活はバスケ部に所属しています。小山南高校出身の兄の影響もあり、スポーツ科が魅力的で小山南高校に入学しました。
部活では現在県内ベスト8ですが、ベスト4目指して頑張っています。日本代表の河村選手や富永選手のようなシューターを目指してシュート練習を行うほか、ドリブルなどの基礎練習も欠かさず行っています。
将来は大学進学し、バスケを続ける予定です。プロやトレーナーを目指しつつ、経営や経済の勉強をしたいと考えています。スポーツ科では体育や実習など、実践的な授業が多くて面白いです。先生も含め、みんな何かしらのスポーツをやっているのですぐに馴染めて楽しい学校生活を送れています。
最後に、バスケ部は現在48人いますが、もっともっと強くなるために、部員を募集しています。
勢賀 愛波(せがあいは)さん
〔将来の目標教えて!〕
小山南高校スポーツ科の卒業生には、選手として競技を続ける人や支える側として活躍する人がいます。また、大学や専門学校に進学するほか、4割以上の生徒が就職しています。そんなスポーツ科の3年生に将来の夢・目標を教えてもらいました。
・知久 夢吏(ちくゆうり)さん
消防士になりたい!
・上沢 勇人(うえさわゆうと)さん
円盤投げで日本一に!
・間中 美結(まなかみゆう)さん
栄養士になりたい!
・畑山 凛音(はたやまりお)さん
幼稚園の先生になりたい!
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