■緩む心のねじをまけ~関東大震災から100年・今市地震から74年~
今年は関東大震災から100年という節目の年です。
大正12年(1923年)、9月1日午前11時58分、相模湾を震源としたマグニチュード7・9の巨大地震が発生し、多くの木造住宅の倒壊と、大規模な延焼により、死者10万人を超える大惨事となりました。
県内では、家屋の倒壊や火災などの大きな被害はなかったものの、流言(りゅうげん)の拡散などにより、悲惨な事件が発生しました。
また、日光に甚(じん)大な被害をもたらした今市地震からは、74年たち、記憶が薄れつつあります。
一方で、政府の地震調査委員会によると、今後30年に首都直下型の地震が発生する確率は70%とされています。
◆大震災への備え
〇自助の力をつけましょう
・家具など、倒れそうなものを固定しましょう。
・通電火災を防ぐために、感震ブレーカーを設置しましょう。
・非常持出袋(ライト・非常食など)を準備しましょう。
・避難場所などを確認しておきましょう。
〇共助の輪を広げましょう
・核家族化が進み、自治会への非加入世帯も増えています。いざという時のため、地域のつながりを大切にしましょう。
※標題「緩む心のねじをまけ」は、昭和5年の帝都復興記念品などに刻まれた言葉です。この言葉を肝に銘じて、災害対策をしましょう。
問合せ:消防本部 予防課
【電話】0288-21-0368
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