まちづくりは、地域ごとに異なる生活、文化、魅力、課題などを考慮しながら進めることが大切ですが、これらの地域の実情を一番わかっているのは、そこに住んでいる住民の皆さん自身です。
そこで、市内9つの地域(今市、落合、豊岡、大沢、塩野室、日光、藤原、足尾、栗山)において、住民が主体となった「地域まちづくり協議会」が設立され、各地域の実情に沿った取り組みが始まろうとしています。
◆地域まちづくり協議会とは
それぞれの地域で活動する団体、企業、個人などで構成する任意のまちづくり組織です。
地域まちづくり協議会では、住民一人ひとりの「できること」をつなぎ合わせながら、地域の活性化や地域内で支え合えるまちづくりを進めます。
◆なぜ「地域まちづくり協議会」が必要なのか
現在、人口減少や高齢化が進行していることに加え、価値観やライフスタイルの多様化による、住民同士の地縁的なつながりの希薄化などで、自治会など地域力の弱まりが危惧されています。
また、地域が抱える課題も多岐にわたり、これまでの画一的な行政サービスだけでは、市民のニーズに対して、きめ細かい対応が困難になってきています。
このような状況の中、住み慣れた地域でいつまでも暮らしていくためには、「自分たちの地域は、自分たちで創る」という意識を持つことが改めて重要です。
地域まちづくり協議会は、本紙12面の図のように、自治会や各種団体などの枠を超え、横の連携によって地域の実情や課題を広く共有し、地域の特性に応じたまちづくりが期待されます。
※図は、本紙12面をご覧ください。
◆協働のまちづくり
市は、今後も地域と市との「協働」を基本として、相互に情報共有しながら、協議会が活動を進めやすいように連携し、地域課題の解決に取り組んでいきます。
問合せ:地域振興課 地域政策係
【電話】0288-21-5147
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