■世界遺産(せかいいさん)ってなぁに?
〇今月号から、世界遺産「日光の社寺」についての連載(れんさい)がスタートするよ。僕はムササビのムサっぺだよ。
◇私はモモンガのモモちゃん。よろしくね。
◇ムサっぺ、今年は「日光の社寺」が世界遺産登録(とうろく)から25周年っていうけれど、そもそも「世界遺産」ってなあに?
〇簡単(かんたん)に言うと、世界遺産はユネスコの世界遺産委員会(いいんかい)で価値(かち)を認(みと)められた建造物(けんぞうぶつ)や遺跡(いせき)、景観(けいかん)、自然(しぜん)のことで、人類共通(じんるいきょうつう)の財産(ざいさん)と呼ばれているよ。
◇ええっ! 人類共通? すごいことなんだね。「日光の社寺」って、その世界遺産になっているの?
〇そうなんだ。世界遺産は「文化遺産」「自然遺産」「複合(ふくごう)遺産」の3つがあって、「日光の社寺」は、このうちの「文化遺産」に分類(ぶんるい)されるんだ。日本には現在、「日光の社寺」をはじめとする文化遺産が20件、自然遺産が5件あるんだ。
◇そういえば、法隆寺(ほうりゅうじ)や厳島(いつくしま)神社なんかも世界遺産だよね。
〇よく知ってるね。実は、世界遺産に登録されるためには、いろいろな条件(じょうけん)があって、同じような価値を持つものが先に登録されていると、登録できないという決まりがあるんだ。
◇え?法隆寺はお寺だし、厳島神社は神社だよね。日光の建物って、神社とお寺だよね…じゃあ、どうして「日光の社寺」は世界遺産になれたの?
〇ふふ、気になるかい? じゃあ、その説明は次回のお楽しみで。
◇え~! 早く教えて~!
問合せ:文化財課
【電話】0288-25-3200
<この記事についてアンケートにご協力ください。>