■「女性の活躍」応援プロジェクト 参加者・講師インタビュー
現在、SW²Pに参加中の大内さんと、令和5年度にカジュアル家事МEN養成講座の講師を務めた岩﨑さんに話を聞きました。
◆大内 小百合(おおうちさゆり)さん(藤原地域在住)
《PROFILE》
以前はホテル内の仕事に従事していましたが、深夜までの勤務で生活サイクルが狂いがちでした。夫の転職を機に平成22年から日光市に定住。4歳と2歳の子どもがいるので在宅でできる仕事を模索していた中、WEBなどでの仕事に興味があり独学で勉強していました。
〇独学ではカバーしきれないプロの技術
今までデジタルスキルについて独学で勉強していましたが、独学には限界があると感じていました。実際に講座を受けて、プロの技術や知識をしっかり習得することができました。
特にデザインの細かな部分やデジタルマーケティングについてなど、幅広く教えてもらえてとても感謝しています。
〇家庭と仕事のバランスを大切にしたい
スキル習得後は、生活スタイルや子どもの教育などに合わせて、自分の時間をやりくりしながら働きたいと思っています。今回学んだ知識やスキルを生かして、市の情報発信のお手伝いができるといいなと思っています。
〇女性が住みたいまちづくりのきっかけに
SW²P受講者選考の面接の時に、市の20代・30代の女性の転出率が上昇していると聞きました。最初は自分の仕事のことだけを考えていましたが、子育て世代の若い女性が「住みたい」と思えるようなまちづくりにつながったらいいなという気持ちも生まれました。
〇「女性の活躍推進」には職場環境も重要
今、「ジェンダーレス」が話題になっていますが、それでも女性にしかできない役割もあると思います。それと仕事を両立しようとすると、女性の負担が多くて疲れてしまう…。
例えば子どもが熱を出したときなどに休暇の融通が利く職場や、家事育児をする上で働く時間や場所に選択肢があるような職場環境が浸透していけば、働きやすいし子育てもしやすいと思います。
◆岩﨑 哲也(いわさきてつや)さん(今市地域在住)
《PROFILE》
埼玉県出身で、4年前に久次良町にある「TORCH Camping and Coworking Space(トーチキャンピングコワーキングスペース)」へ就職し、中禅寺湖で行うSUP(サップ)インストラクターなどの仕事をしています。今年の1月からは日光へ移住してきました。妻と1歳10か月の子どもの3人家族です。
〇女性の自分時間は良い家庭時間につながる
カジュアル家事MEN養成講座、通称「かじかじ」は、基本的には家事をしてこなかった男性に、家事スキルを身に付けてもらうための講座です。
「かじかじ」の魅力は、例えば、身に付けた家事スキルで積極的に家事を行ってもらうことにより、奥さまやパートナーの方に自分の時間をつくってもらえるところです。より良い家庭時間をつくるきっかけになるところが魅力ではないかと思います。
〇家事初心者のファーストステップに
参加者は、基本的に今まで家事を全くやってこなかった方がほとんどでしたが、「かじかじ」を通して徐々にスキルが上がっていっていくのが目に見えてわかったのが印象的でした。
回を重ねるごとに皆さんの成長を感じられたのが、非常にうれしかったです。
〇「女性の活躍推進」には、男性のがんばりが必要
「かじかじ」は、参加者が実際に家庭で家事を行うことで、奥さまやパートナーの方の自分時間を増やすことができます。間接的ですが、女性の活躍推進につながっていくと思います。
実際に参加者からは「習ったことを家でやったよ」「奥さんに喜んでもらえたよ」という声も聞けました。
つくり出した自分時間を、仕事に割り振るのか、リラックスの時間に割り振るのか…奥さま次第になるかと思いますが、女性が自分らしくいられる時間を持つためには、家庭での男性のがんばりも必要ではないかと思います。
問合せ:総務課 人権・男女共同参画推進係
【電話】0288-21-5184
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