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世界遺産登録25周年特別連載 教えてムサっぺ!「日光の社寺」 第3回

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栃木県日光市

■日光の社寺を支(ささ)えている保存修復(ほぞんしゅうふく)の技術(ぎじゅつ)

〇先月号の「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」は何となくわかったかな?世界遺産(いさん)になるためには、これらの要素(ようそ)となる建物(たてもの)などが「本物」であることを示(しめ)さないといけないんだ。

◇本物?

〇難(むずか)しい言葉で「真実性(しんじつせい)」って言うんだ。

◇あれ?「日光の社寺」って、今までに何度も修復を繰(く)り返しているよね。古い木材(もくざい)を交換(こうかん)したり、色を塗(ぬ)り直(なお)したりしているけれど、それって本物って言えるのかな?

〇いい質問(しつもん)だね。石やレンガ造(づく)りの建物が多い欧米(おうべい)の人たちには、特(とく)にピンと来ないことだったのかもね。でも、修復作業は伝統的(でんとうてき)な技術を受け継ついでいる「日光社寺文化財保存会」が中心になって、造られた当時と変わらない方法(ほうほう)で修復をしているんだ。また、これまでの修復の記録(きろく)も保存されているんだよ。

◇それはすごいね! 陽明門(ようめいもん)などの漆塗(うるしぬり)や彩色(さいしき)も、当時の技術が生きているんだね。

〇そして、これらの事実があることで「日光の社寺」は本物であることが認(みと)められたんだ。

◇保存修復は、ずっと先の未来(みらい)まで、守り伝(つた)えていかなくてはならない技術なんだね。

問合せ:文化財課
【電話】0288-25-3200

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