■家庭教育ってなに?
「家庭教育」は、すべての教育の出発点です。家庭はみんなの学びの場であり、子どもたちが最も身近に接することができる社会です。子どもは家庭での家族との触れ合いを通じて、基本的な生活習慣や生活能力、人に対する信頼感、豊かな情操、他人に対する思いやり、基本的な倫理観、自尊心、社会的なマナーなどを身に付けていきます。子どもが成長する上で、家庭は重要な役割を果たしています。
市は、子どもたちの健やかな成長と自立を促すため、保護者と学校・幼稚園・保育園などとの連携や保護者同士の交流を通じて、保護者が悩みを解消し、子育てに必要な知識や技術を学びながら、楽しく子育てができるように、家庭教育支援事業を実施しています。
今回は、県教育委員会が主催する研修を受講し、市内で活躍している2つの家庭教育支援団体を紹介します。
事業に参加してみたい方や、会員の活動に興味のある方は、気軽に問い合わせてください。
■家庭教育オピニオンリーダー連合会
家庭教育支援の重要性や必要性、具体的な取り組みなどについて幅広く研修で学び、各支部の得意とする分野や保護者、子どものニーズに応じた活動をしている団体です。
▽活動内容
・親子で工作や料理をしたり、一緒にからだを動かしたりする活動
・絵本や紙芝居の読み聞かせ
・保護者の学びを応援するための託児
・日光学まつりやボランティアフェスタ、公民館まつりへの参加
・乳幼児講座の講師など
▽参加した保護者のこえ
・改めて絵本っていいな、やさしい言葉かけっていいなと思いました。子どもたちと、図書館で借りた絵本を布団に入って読むのが楽しみです。
・子どもとアロマポットづくりに挑戦しました。丁寧に教えてくださったおかげで無事に完成。すてきな思い出ができました。
■親学習チーム日光
親同士が交流しながら、子育てに必要な知識やスキルなどを学ぶ「家庭教育支援プログラム」の効果的な活用を促進し、家庭教育支援の充実のために活動している団体です。
▽実施プログラム
・保護者のための井戸端会議
・名刺交換とちょこっとリトミック
・子どものいいところを伸ばそう
・ほめて育てる子どもへの声かけ
・仲良くなろう
・こんな時あなたは…~しかるって難しいですか~
▽参加した保護者のこえ
・不安が軽くなり気持ちが楽になりました。
・子育ての振り返りになりました。
・学校入学が楽しみになりました。
・保護者同士の交流の機会になりました。
■会員のこえ(2団体)
・お母さんや赤ちゃんの笑顔を見られるのが喜びです。無理せず仲間と協力しながら、年齢の垣根を越えて和気あいあいで活動できて心がほっとします。
・すてきな人たちとの出会いと、研修などでの学びが楽しみです。
・出会った方からもらう笑顔や感謝の言葉は私の宝物です。
・活動は子育てや孫育て、地域の子育てにも生かされています。
・プログラムが進むにつれて、参加者の表情が明るくなり、笑顔いっぱいになる様子に出会います。人と人とのつながりって本当にすてきだなと思います。
■活動者のこえ
◇家庭教育オピニオンリーダー連合会
石川 笑子(いしかわえみこ)さん(藤原支部)
家庭教育オピニオンリーダーが始まった当初の昭和63年から活動。そのほかにもさまざまなボランティア活動に取り組んでいる。
昔から、興味のあることや面白そうだと思うことには何でも取り組む性格で、家庭教育オピニオンリーダーの研修もそんな思いから受講しました。
親でも子でも、とにかく1人でもいいから来た人が喜んでくれたらそれで十分と、仲間たちと活動しています。子どもが好きだという思いが、35年続けて来られた原動力になっているのかなぁ。
今の子どもたちは、実際に体験する機会が減ってきていますね。体力が続く限り、少しでもその体験を埋めるお手伝いをして、子どもたちの笑顔を見守っていきたいです。ぜひ、私たちオピニオンリーダーと一緒に活動しませんか。あなたの力を待ってます。
(1)フェルトバッグづくり(家庭教育オピニオンリーダー連合会今市支部)
(2)かんたん工作&1分間チャレンジランキング(家庭教育オピニオンリーダー連合会日光支部)
(3)アロマポットづくり(家庭教育オピニオンリーダー連合会足尾支部)
(4)真冬のアイスクリームづくり(家庭教育オピニオンリーダー連合会藤原支部)
(5)ファシリテーターが協力してプログラムを進行(親学習チーム日光)
(6)プログラムを進めるファシリテーター(親学習チーム日光)
※詳しくは本紙P.4~5をご覧ください。
問合せ:生涯学習課 生涯学習係
【電話】0288-21-5182
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