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世界遺産登録25周年特別連載 教えてムサっぺ!「日光の社寺」 第4回

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栃木県日光市

■日光開山(かいざん) ~日光のはじまりっていつ?~

〇さあ、今回から日光の社寺(しゃじ)の歴史(れきし)について説明(せつめい)するよ。まず、日光が宗教(しゅうきょう)の聖地(せいち)として開かれたのはいつごろだと思う?

◇え? 東照宮(とうしょうぐう)ができた江戸(えど)時代からじゃないの?

〇違(ちが)うんだ。実は、日光は奈良(なら)時代に「勝道上人(しょうどうしょうにん)」によって開かれたんだよ。

◇勝道上人ってどんなひと?

〇奈良時代の偉(えら)いお坊(ぼう)さんだよ。彼(かれ)はどんな困難(こんなん)にもめげず、782年に男体山(なんたいさん)の頂上(ちょうじょう)にたどりついたんだ!

◇勝道上人はどうして男体山に登ったの?

〇昔から、高い山には神仏(しんぶつ)が宿(やど)ると考えられていたんだ。彼はその2年後に、寺院を建(た)てて日光山を開いたんだよ。

◇へー、知らなかった。日光の社寺には、すごく長い歴史があるんだね。

〇日光山はその後、前回までに話した「神仏習合(しゅうごう)」の聖地(せいち)として栄(さか)えて、今の輪王寺(りんのうじ)や二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)、そして江戸時代に造(つく)られた東照宮へとつながっているんだよ。

◇えっと…それって、今からどれくらい前の話なんだろう…?

〇勝道上人が、男体山に登るための拠点(きょてん)として、神橋(しんきょう)のたもとに現在の「四本龍寺(しほんりゅうじ)」というお堂(どう)を建てたのが、今から何と約(やく)1250年前。

◇ひぇ~。す、すごいね、日光!

問合せ:文化財課
【電話】0288-25-3200

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