■糖尿病を予防しましょう!
●糖尿病とは?放置すると?
インスリンの作用不足で、慢性的に血糖値が高い状態になるのが糖尿病です。糖尿病の初期にはほとんど自覚症状がありません。しかし、血糖値が常に高い状態が続くと、下記のような合併症が起こることがあるだけでなく、経済的にも大きな負担となります。栃木市では「糖尿病」や「慢性腎臓病(透析あり)」等、生活習慣病の医療費が上位を占めています。
※令和4年度国保データベース(KDB)システム「医療費分析」より
▽高血糖が続くと起こることがある合併症
動脈硬化:脳や心臓の血流が悪くなり、脳血管疾患や虚血性心疾患を発症することがある。
神経障害:手足に痛みやしびれを感じ、進行すると知覚低下や壊えそ疽に至る場合がある。
網膜症:視力が弱まり、突然目が見えなくなることがある。
腎症:腎臓の機能が低下し、人工透析に至る場合がある。
●糖尿病を予防するために
生活習慣を見直し、年に1回は健診を受けましょう。
▽食事
食べ過ぎず、1日3食栄養バランスを考えて食事をとりましょう。
▽運動
運動はインスリンの働きを高め、血糖値を下げる効果が期待できます。細切れでも運動を継続しましょう。
食べすぎや運動不足などはありませんか。健康増進課では健康相談を行っています。一緒に生活習慣を見直しましょう!
※すでに糖尿病を発症している場合は、医師の指導のもと血糖コントロールを行いましょう。
問合せ:健康増進課
【電話】25-3511
■知ってほしいな!こころの病気がある方のくらし
こころの病気は生涯を通じて5人に1人かかると言われています。こころの病気のある方が住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、地域の皆さまの理解が最も重要です。栃木市には、こころの病気のある方が自分らしく暮らせる地域づくりを行っている『くらしまるごとワーキンググループ』があります。今回は、就労継続支援B型事業所へ通所されているワーキングメンバーのKさんのご利用の様子をご紹介します。Kさんを通し、少しでもこころの病気のある方への理解を深めていただければ幸いです。
現在私は、「ゆっ蔵」という就労継続支援B型事業所へ、週5日通所しています。私はいくつかある部署の中の珈琲部に所属しています。珈琲部では、自家焙煎のプレミアムコーヒーを焼き上げるために、生豆を良豆と不良豆に選り分けるハンドピックという作業をしています。また、毎週火曜日には、珈琲スタンド事業にも携わっています。作り置きせずに、ご注文を頂いてからコーヒーをお淹れしています。地域のお客様と直接対面できる魅力的な仕事です。珈琲を通して自分たちのことをもっと発信できたらという思いで仲間と一緒に楽しくやっています。
他にも仕出し弁当を地域のお客様にお届けする弁当部の注文受付の仕事も部をまたいで行っています。市内の会社、学校、行政関係、個人などのお客様から毎日ご注文を頂いております。事業所へ行くようになって良かったなあと思うことは、人との、特に仲間とのつながりを持てたことです。仲間は社会と向き合うための窓口になっているとも感じています。1人では向き合うことが難しくても仲間と一緒ならばできると思えるからです。これからもこのご縁に感謝しながら毎日頑張っていきます!
問合せ:障がい福祉課
【電話】21-2219
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