【特集1】中学校部活動の地域移行への取組

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学校で行う部活動から、地域で行うクラブ活動に変わっていく栃木市の取組についてご紹介していきます

■部活動を取り巻く現状
「やりたい部活動がない!」
「学校単独でチームが編成できない!」
これは全国的な話ですが、栃木市も例外ではありません。生徒数の減少による部活動数の減少や部員数の減少は明らかです。
また、競技経験のない教員が顧問を担当するなど、教員の業務負担になっている実態があります。
さらに、生徒数減少に伴う教員の減少や生徒の多様なニーズへの対応など、もはや学校だけで部活動を継続していくことが困難になってきています。

■地域クラブ活動へ段階的に移行
このような現状に対応するため、まずは休日における運動部活動から実施可能な部活動について、段階的に地域移行を進めていきます。地域が主体となって進めていく地域クラブ活動は将来的に、学校を超えた広域的な活動も想定されるため、「やりたい部活がない」「学校単独でチームが編成できない」といった課題にも有効な手段です。また、学校の働き方改革を推進することで、学校教育の質の向上にもつながります。
以上のことから、「栃木市版部活動の地域移行」基本方針を策定しました。詳細はホームページをご覧ください。

▽まずは休日から段階的に

※地域の実情に応じて、平日の地域移行にも段階的に取り組んでいきます。

▽部活動の地域移行Q and A
Q：学校の部活動はなくなってしまうの?
A：将来的には、部活動地域移行の全面実施を目指しています。現段階では、休日の部活動から段階的に地域へ移行していきますので、平日は、顧問の指導による学校部活動です。

Q：文化部は地域移行しないの?
A：文化部活動も、地域移行に取り組みますが、まずは、運動部活動を先行実施し、実証事業で得られた成果と課題を活かし、休日に活動する吹奏楽部等の文化部活動の地域移行は、令和8年度から段階的に進めていく予定です。

Q：地域の指導者は十分にいるの?
A：市内13中学校には、現在150を超える部活動があります。市内全ての部活動に対し、休日の地域移行を進めていくための指導者を確保することは、非常に大きな課題です。関係機関や学校、地域スポーツ団体等と連携することで、専門性を有する人材の確保に努めていきます。

Q：現在は保護者の費用負担はないが、これからはどうなるの?
A：現在は、国の実証事業として、国の補助金と市の予算で実施していますが、将来的には、スポーツクラブ等の会費や傷害保険料などの費用は、保護者の方々にご負担いただくことが想定されます。

地域クラブ活動指導者や部活動指導員、部活動外部指導ボランティア等の「地域クラブ活動」や「学校部活動」の指導に興味や関心のある方は、ご連絡ください。

問合せ：教育総務課
【電話】21-2467