■子宮頸がんって予防できるの?
▽子宮頸がんとは?
子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。日本では毎年、約1.1万人がかかる病気で、さらに毎年、約2,900人の女性が亡くなっています。
子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因で発生することがわかっています。HPVは、女性の多くが“一生に一度は感染する”といわれるウイルスです。HPVには200種類以上の型がありますが、子宮頸がんをおこしやすい型のウイルスの感染を防ぐことができるワクチンがあります。
▽HPVワクチン無料接種
平成9年度生まれから平成24年度生まれの女性は、HPVワクチン接種を無料で受けることができます。ただし、平成21年4月1日以前に生まれた女性が無料で接種できるのは、令和7年3月31日までですので、お早目の接種をご検討ください。
▽定期的な子宮頸がん検診を!
20歳になったら子宮頸がん検診を定期的に受けましょう。ワクチンに含まれている型以外の型による子宮頸がんを発症する可能性もありますので、ワクチンを接種していても検診は受けましょう。子宮頸がん検診は、子宮の頸部の細胞を医師が採取し、異常な細胞がないか調べる検査です。早期に発見し手術等の治療を受ければ、多くの場合、命を落とさず治すことができる病気です。
問合せ:健康増進課
【電話】25-3512
■知ってほしいな!こころの病気がある方のくらし
こころの病気は生涯を通じて5人に1人かかると言われています。こころの病気のある方が住み慣れた地域で安心して暮らしていくためには、地域の皆さんの理解が最も重要です。栃木市には、こころの病気のある方が自分らしく暮らせる地域づくりを行っている『くらしまるごとワーキンググループ』があります。今回は、ワーキングメンバーの地域活動支援センターの職員が関わっているケースをご紹介します。このケースを通し、少しでもこころの病気のある方への理解を深めていただければ幸いです。
こころの病気で長期入院から退院して地域へ移行したケースを紹介します。彼は症状が安定し退院に向けて、住まいの場と日中活動の場として障がい福祉サービスを利用するため、入院中に外出し見学を重ねて新たな生活の場を自らの意思で決めました。
退院して何年か経ち、安定した生活が送れているかなと思っていましたが、自己判断による拒薬から再入院を繰り返していました。入院前の「心が痛い」と苦しんでいる彼と、退院後久しぶりに会い「もう入院したくない」と悲しそうな表情で呟いた彼が忘れられません。だからこそ、仲の良い利用者さんと楽しそうに話している彼を見掛けると喜ばしい気持ちになります。
人付き合いが苦手で、こだわりが強い彼には、グループホームのスタッフ・利用者さんとの関わり、福祉施設のスタッフ・利用者さんとの関わりなど、地域社会での生活は悩みが尽きないと思います。寄り添うことしか出来ませんが、ずっと応援しています。
問合せ:障がい福祉課
【電話】21-2219
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