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特集1 グローバル教育ってなんだろう?

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栃木県栃木市

WHAT IS GLOBAL EDUCATION?
人物写真協力:栃木市ALTのみなさん

■栃木市が考える『グローバル教育」
2015年に国連で「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されるなど、多くの国際的な課題が各国で共有されるようになり、進展するグローバル社会に対応できる人材が求められています。そこで、栃木市では令和3年度よりグローバル教育推進室を設置しました。
栃木市のグローバル教育は、英語を話せるだけでなく、多様な人々と力を合わせて、世界とつながって活躍できる人を育てる教育です。グローバル社会において重要となる資質・能力を、栃木市独自に整理し、子どもたちが身に付けられるよう、さまざまな教育活動を行っています。

■栃木市のグローバル教育基本理念
多様な他者と協働して課題を解決できる児童生徒の育成
この基本理念のもと、次の3つの目標を定めています。
1.自分とは異なる文化や歴史、考え方など多様性を尊重し、国際社会の一員として生きようとする態度の育成
2.正しい情報をもとに、多面的・多角的な視点から物事をとらえ、客観的に判断することができる思考力・判断力の育成
3.互いの立場や考え、気持ちを共感的に理解し、思いや考えを伝え合うことのできるコミュニケーション能力の育成

今回は基本理念に基づく3つの目標のうち、「1.自分とは異なる文化や歴史、考え方など多様性を尊重し、国際社会の一員として生きようとする態度の育成」のため、ALT(外国語指導助手)を活用し、今年度実施した取組を2つご紹介します。

▽グローバルアワー in 寺尾中学校
9名のALTが中学校を訪問し、それぞれ自国の文化紹介講座を開講しました。生徒は他国の人から直接話を聞いたり実際に体験したりすることで、自国との違いやその国の文化の良さを知り、多様な文化や考えに触れることができました。
・フィリピンの手遊び「ジャック・ストーン」や武術「アーニス」を体験

▽グローバルデー in 真名子小学校
7名のALTが小学校を訪問し、4C【Communication(コミュニケーション)、Cooperation(協力)、Challenge(チャレンジ)、Culture(カルチャー)】をコンセプトにした活動を、児童と直接英語で会話しながら行いました。外国の文化を体を使って体験したり、ALTと自由に会話したりと、楽しみながら外国語や文化に慣れ親しむ機会となりました。
・ブーメランに絵付けをしオーストラリア文化を体験しました
・児童がALTに、英語で日本の名所を紹介します

■グローバル教育の『これまで』と『これから』
3つの力を育成するための取組は、今回ご紹介した活動だけではありません。例えば、自分と異なる文化を受け入れるために、自分自身のルーツを知る「ふるさと学習」もグローバル教育の1つです。また、タブレットPCを含むICT(情報通信技術)を活用した教育を行う「GIGAスクール構想」も子ども達がグローバル化に対応するために有効な手段であり、今後更なる活用を進めるための環境整備を進めています。
来年度は、市内全校でグローバル教育が本格的にスタートし、グローバル教育基本理念の実現に向けてさらに力を入れていきます。今後も引き続き、栃木市のグローバル教育の現状を、広報等で市民の皆さまにお伝えしていきます。

問合せ:学校教育課グローバル教育推進室
【電話】21-2268

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