地震からあなたと大切な家族を守るために 住まいの備えは大丈夫ですか?
9月1日は防災の日です。1923年の関東大震災から100年が経過し、今年1月には能登半島地震が起こり多くの方が被害に遭いました。いつ起こるかわからない大地震からご自身と家族を守るために、住まいの耐震対策について再確認をしませんか?
■耐震対策
地震で犠牲となった人の過半数は、転倒した家具などの下敷きになった圧死です。特に、背の高い家具や重い電気製品は要注意。家具などの転倒・落下防止を万全にしましょう。
▽収納に工夫を
・重いものは下に、軽いものは上に
・本棚は、すき間をブックエンドで固定するなど、なるべく空間を作らない。
▽置き方に工夫を
・家具の下、前側に板などを敷いて、壁にもたれ気味に置く。
・倒れても、就寝位置に当たらないように配置する。
▽耐震金具を利用しよう
・転倒防止金具…壁や柱、鴨居と家具を固定するタイプと、床に固定するタイプがある。家具や部屋の状況によって選ぼう。
(ねじ止めをしないタイプ…ポールの下に補助板をはさむと効果がアップ)
(下地材の位置を確認してねじをとめよう)
・重ね留め用金具重ねた上下の家具を固定し、上の家具の落下を防ぐ。
▽あなたのお家は大丈夫?
該当する項目がある場合には、専門家(※)に相談しましょう。
・昭和56年5月以前に建てられた建物
・過去に大きな災害に見舞われたことがある
・必要な手続きをせずに増築している
・基礎にひび割れがある
・基礎が鉄筋コンクリート造ではない
・地盤が危険だと感じる
・室内の床が傾いている
・大きな吹き抜けがある
・壁が少ない
・屋根に重い建材を使用している
※栃木県建築士事務所協会等
■さまざまなサービスや補助等を利用して災害に備えよう
昭和56年5月以前に建てられた住宅は旧基準のため、耐震性能が十分とは言えません。現在まで危険を感じることなく住んでいても、これまでの地震や災害・経年劣化等で建物が揺れやすくなっている可能性があります。
市では、震災に強い安全・安心なまちづくり推進のため、「真岡市耐震対策ガイドブック」の配布(建設課窓口)や耐震対策の工事費用の一部について助成を行っています。詳細は市HPを確認ください。
・市HP対策ガイドブックもこちらから閲覧可【ID】1511
▽耐震診断補助・耐震改修補助
・耐震診断…全額補助(令和6年から実施)
・耐震改修工事…費用4/5補助(上限100万円)
・耐震建替工事…費用4/5補助(上限100万円)
※昭和56年5月以前の木造住宅を対象
▽ブロック塀の撤去・解体を補助
・塀の長さ、または解体費用から算出された額の1/2を補助(上限10万円)
問合せ:建設課建築住宅係
【電話】83-8694
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