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中高生海外派遣代替事業 ブリティッシュヒルズで英語力高める

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栃木県那須烏山市

市では、2月17日(土)〜20日(火)の4日間、福島県天栄村のブリティッシュヒルズで「中高生海外派遣の代替事業」を実施しました(当初は姉妹都市のアメリカ合衆国ウィスコンシン州メノモニー市に派遣予定でしたが、受け入れ態勢が整わず中止としました)。
ブリティッシュヒルズは中世英国の街並みを再現した施設で、施設内では原則、英語で会話します。生徒たちは、外国人教師による授業や共同生活をとおして、各国の文化やスポーツを学んだほか、チームで協力しながら創作活動などを行い、生きた英語力を身につけました。
生徒たちの現地での活動の様子や感じたことをまとめた報告書の中から一部を抜粋して紹介します。
※報告書の全内容は、市ホームページで紹介しています。

◆主な日程
◇17日(土)
・那須烏山市からバスでブリティッシュヒルズへ。
・オリエンテーションで施設を見学。
・ブリティッシュヒルズ滞在中に役立つフレーズを学ぶ。

◇18日(日)
・外国人へのおもてなしに向けた、道路案内の表現を学ぶ。
・様々な国の音楽や言語のほか、マナーや習慣の違いを学ぶ。
・クリケットやホッケーなどイギリスの伝統的なスポーツに挑戦。
・コースディナーに向けてテーブルマナーを学ぶ。

◇19日(月)
・イギリスの伝統的な遊び「ブリティッシュ・パブ・ゲーム」を体験。
・ホームステイや海外滞在中に起こりうるトラブルの解決策を学ぶ。

◇20日(火)
・イギリスの伝統的なお菓子「スコーン」を作る。
・修了証を受け取る。
・ブリティッシュヒルズからバスで那須烏山市へ。

■南那須中1年 山寺柚衣
英語の上達と、塾や授業で習ったことがどれだけ通用するかを試したくて参加した。英語でしっかり話せるか、聞き取れるかと不安で怖かったが、先生方は優しくゆっくり話を聞いてくれて怖さや恥ずかしさがなくなった。言いたいことすべてを英語で説明することはとても難しかったけれど、伝わるように話せたときは楽しかった。

■南那須中2年 磯向輝
外国人との会話で、早口で聞き取りにくく、思ったような受け答えができない経験から、今回の参加を決めた。外国人と英語だけの世界で、まさにパスポートのいらないイギリスだった。最初はあまり理解できなかったが、少しずつ先生にも環境にも慣れてきて、仲間たちと協力し合いながら、すべてのレッスンを終えられた。英語は聞き取ることができるようになると楽しいことだと分かった。

■南那須中2年 河和汰來
レッスンやフリータイムで行ったパブやジムでは、自分自身の英会話のレベルを上げながら、英語で交流することの楽しさを体感した。卓球の道具を借りるのも、お土産を購入するのも英語で話すことが必須だったが、友人と協力して英語でコミュニケーションをとり、一つ一つクリアしていった。一人では難しいと感じることも、仲間と助け合い、乗り越えることができた。

■南那須中2年 土居明夫
多様な国出身の先生によるレッスンのほか、自由参加の「チャレンジ」では、他の学校の生徒も参加しており、多くの人と交流できて貴重な体験ができた。英語で話そうとすると、普段何気なく日本語で会話しているときの言葉が出てこず、実際に英語で会話を続ける難しさや、学校の授業や自分の知識の英単語、文法だけでは全く会話ができないことを改めて知らされた。今後は英会話の成立を目指し、勉強に励みたい。

■南那須中2年 佐川碧唯
モザイクアートやパブゲームなど、学校ではできない経験、外国文化に触れられ、新鮮かつ興味深かった。英語で伝えるのに苦労や不安があったが、相手に伝わったときには安心と嬉しさでいっぱいになった。毎日常に新しいことや初めてのことの積み重ねで、楽しく面白い時間だった。まるで外国にいるような環境だったので、学べることが多くあった。先生方も気さくで、常に英語を積極的に話そうと思えた。

■南那須中2年 鈴木颯来
参加する前は、緊張や不安から、マイナスなことを考えてしまっていたが、この経験は、英語の難しさと楽しさについて改めて知ることができるものだった。レッスンは、毎時間とても楽しく、特に、サイエンス実験とパブゲーム体験が印象的だった。これまでは英語は書くのも話すのも聞くのも難しいと感じていたが、今回の体験をとおし、やり遂げられると楽しいものだという認識へ変わった。

■南那須中3年 石倉愛美
教員の話を聞いていると、難しく考えすぎず、自分のできる範囲で伝えることが、テンポよく英語で会話をするコツだと感じた。しかし、質問やリアクション、場を盛り上げる言葉を言いたくても、英語で何と言うのか分からないときもあり、英語力の足りなさを実感した。机に向き合うだけでなく、何でもいいから毎日英語の動画を見ることで耳も慣れ、話せるようになると教わり、英語への向き合い方が大きく変わった。

■烏山中1年 齋藤亮汰
レッスンでは、単なる英語の勉強だけでなく、家庭科や理科、体育を英語で行う感覚で、楽しかった。パブゲームなどの異文化体験ができたほか、レッスン中に教員が好きな音楽をかけ、投げるようにプリントを配っていたのは日本とは異なる点と感じた。建物、家具、食べ物すべてが日本とは異なり、映画の中にいるような感覚だった。英語を話すのが苦手な自分が、以前よりも英語でのコミュニケーションができるようになった。

■烏山中3年 大輪ひかり
英語しか話せないため、仲間との意思疎通がなかなかうまくいかないこともあったが、だからこそ、先生や仲間と意思疎通ができたときはとても嬉しかった。この4日間は、色々な体験ができたことに加え、英語を話すことに対する抵抗が減った点で、価値ある貴重な体験となった。伝えようとすることが大事だと感じた。この経験を活かし、これからも英語を学んでいきたい。

■烏山中3年 矢野由菜
すべて英語での会話なので、理解できないことやうまく伝えられないもどかしさもあったが、接してくれる先生たちは気さくで私たちをとても褒めてくれ、どんどん話してみたいという気持ちになれた。うまく相手に伝えられないことがあったことで、もっと単語力を身につけなければいけないと実感した。もっと英語でコミュニケーションがとれるように、書く英語力だけではなく、英会話力を高めていきたいという気持ちが強くなった。

※学校名・学年は2月時点のものです。

●引率
市教育委員会学校教育課職員3名

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