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≪特集≫地球温暖化対策 一人ひとりができることから(1)

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栃木県那須烏山市

近年、地球規模の問題として大きく取り上げられている地球温暖化。現在、世界各国で猛暑や豪雨などの異常気象が頻発し、日本でも真夏日や観測史上最高気温を更新する地点が増えていることが話題となっています。地球温暖化問題は、世界規模での対応が求められています。
市では、地球温暖化の原因である温室効果ガスを削減するため「那須烏山市地球温暖化対策実行計画」を策定し、市役所や市全体で達成すべき目標を掲げました。今回の特集では、計画の内容や地球温暖化を防ぐために「私たちができること」などを紹介します。この機会に地球温暖化に目を向けて、一人ひとりができることを始めてみませんか。

◆地球温暖化の原因
地球温暖化は、私たち人間の活動により、大気中の二酸化炭素濃度が増加することが主な原因とされています。二酸化炭素をはじめとした気体(温室効果ガス)には、熱を閉じ込める「温室効果」があります。普段、その温室効果ガスのおかげで、地球の気温は一定に保たれていますが、大気中の二酸化炭素濃度が増え過ぎることで、宇宙へ放出されるはずの熱が地球にこもってしまい、地球全体の気温が上昇してしまうのです(図1)。

◆地球温暖化が進むとどうなる?
地球の温度が高くなると極地の氷が溶け、海水が増えて海面が上昇し、陸地が水没する可能性があります。また、大気中の水蒸気が増え、豪雨や猛暑などの極端な気候変動や洪水や台風などによる自然災害が発生しやすくなります(図2)。

◆地球温暖化対策実行計画
市では平成26年3月に「那須烏山市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」を策定。平成30年度に計画の改定を行い、市役所自らが率先して温室効果ガス排出量の抑制を行うため、計画的な地球温暖化対策の推進を図ってきました。
このような中、令和3年4月には、国の新たな温室効果ガス削減目標として、令和12年度の排出目標を平成25年度比で46%削減することが示され、同年5月には、地球温暖化対策推進法の改正により、令和32年カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量をイコールにすること)が基本理念として法律上に明記されました。脱炭素社会に向けた取り組みを進めることによって、地球温暖化対策を推進することが求められています。
本市においても、令和6年3月に「第3次那須烏山市環境基本計画」を策定し、その中に「那須烏山市地球温暖化対策実行計画」を盛り込みました。計画は、「事務事業編」(市役所の事務事業に伴う温室効果ガスの排出量削減等を推進する計画)に加え、新たに「区域施策編」(市の区域の温室効果ガスの排出量削減等を推進する計画)を策定し、市民の皆さんや事業者の皆さんが共に取り組む目標を定めました。
なお、この計画を実行することで、持続可能な開発目標(SDGs)の目標7、13、17の目標達成に貢献できます(図3)。
次のページでは、それぞれの具体的な取り組み内容を紹介します。

「第3次那須烏山市環境基本計画」について詳しくは、市ホームページをご覧ください。
※那須烏山市地球温暖化対策実行計画は基本計画の第3章をご覧ください。

*図は本紙をご覧ください。

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