■雨や台風が来る前に確認したい4つのポイント
平成27年関東・東北豪雨や令和元年東日本台風は、本市をはじめ多くの地域に災害を引き起こし、深い爪痕を残しました。地球温暖化の影響などにより、今後も発生する可能性がある大型台風や集中豪雨などの風水害は日頃からの備えが必要です。
今回は「防災ハザードマップ」から、防災対策における4つのポイントに絞って紹介します。
◆防災ハザードマップとは?
「防災ハザードマップ」とは、災害予想地図のことで、土砂災害、浸水洪水による危険箇所や、指定緊急避難場所等を確認できます。そのほか「避難行動判定フロー」や「マイ・タイムライン」など、防災に役立つ情報も載っていますので、ぜひ手に取ってみてください。
このマップは、市役所や各コミュニティセンターで配布しているほか、市ホームページでも公開しています。
◆POINT1 避難行動判定フローで事前に確認しましょう
ハザードマップ4ページを参照
正しい避難行動とタイミングで、安全に避難しましょう!
「避難」とは「難」を「避」けることです。安全な場所にいる人は避難場所に行く必要はありません。
ハザードマップでお住まいの地域の浸水の深さに応じて、「立退き避難」か「屋内安全確保」かを事前に確認しておきましょう。
▽避難行動判定フロー
◆POINT2 警戒レベルに応じた避難行動を確認しておきましょう
ハザードマップ2ページを参照
「警戒レベル」は、水害や土砂災害の危険性が予想される場合に災害発生の危険度を直感的に理解し、状況にあわせた的確な避難行動がとれるように、5段階のレベルで表したものです。次ページにあるアプリやメールから、防災情報を確実に取得し、それぞれのレベルと自分たちが取るべき行動を確認しておきましょう。
▽マイ・タイムラインを考えてみましょう!
ハザードマップ69ページを参照
マイ・タイムラインとは、台風等の接近による大雨によって河川の水位が上昇するときに、一人ひとりがとるべき防災行動のタイミングを整理する行動計画表です。
それぞれの家族構成や生活環境にあったわが家のマイ・タイムラインを作ってみましょう!
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆POINT3 地域の防災力を強化しておきましょう
ハザードマップ65ページを参照
災害による被害を最小限にとどめるには、自分たちの地域は自分たちで守るという気持ちで地域のみなさんが「力」を合わせて行動することが重要です。
地域のつながりが被害の拡大を防ぎ、命を守ることにつながります。地域の自主防災活動に積極的に参加することで、近隣の人と顔見知りになり、地域での協力体制を高めることができます。
◆POINT4 いざというときの非常持ち出し品を準備しましょう
ハザードマップ66ページを参照
素早く避難できるように、日頃からバッグに詰めるなど準備しておきましょう。その際自分だけに必要なもの(薬・介護用品、赤ちゃん用品・ペット用品等)も忘れないようにしましょう。
▽非常持ち出し袋に用意する物の例
※非常持ち出し袋のほか、食料や飲料水、生活用品等を3日分以上備蓄しましょう。
◆命を守るために、アプリやメールで市からの防災情報を入手しましょう。
ハザードマップ3ページを参照
市では、災害の発生が予想される場合に、防災情報アプリ(@InfoCanal)や防災情報メールなどで防災情報をお知らせしています。
事前に登録し、大雨や台風の時などは、積極的に情報を集めましょう。
問合せ:危機管理課危機管理係
【電話】63-2158
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