あの日あの時あなたはどのような行動をとりましたか?
【好事例】
日頃の体制・シミュレーションなどの準備をしていたため、安全で円滑な避難ができた事例をご紹介します。
◆州崎法人の例
▽(株)沖縄計測
Q「“その時は”どのような行動を?」
全従業員が一斉に防災バッグを持参し、徒歩避難を開始しました。
Q「日頃の取組を教えてください」
毎年11月大規模避難訓練を実施し、避難ルートや連絡体制もシミュレーションしているほか、外部講師による講習も積極的に行い、日頃から危機管理意識向上を図っています。
▽拓南製鐵(株)
Q「“その時は”どのような行動を?」
津波避難タワーに向かって冷静に徒歩移動するよう従業員に館内放送しました。
Q「日頃の取組を教えてください」
毎年2回の津波等を想定した大規模訓練を実施しています。従業員数も多いため、混乱にならないよう冷静な対応を意識しています。また、今回の津波を教訓として、避難体制等をアップデートさせる会議を行っているところです。
◆自治会の例
▽上江洲自治会と塩屋自治会の連携
Q「“その時は”どのような行動を?」
(上江洲自治会長)区民の安全確保はもちろんのこと、すぐに、塩屋区民等、低地帯からの避難者を受け入れるための連絡を自治会長間で取り合いました。
Q「日頃の取組を教えてください」
(上江洲自治会長、塩屋自治会長)津波の際、区民だけでなく、低立地の住民の一時避難先にもなるよう自治会長間で連携を取っています。そのほか、日頃から避難から炊き出し等の運営訓練や防災勉強会を実施しています。
【教訓】
各地で、パニック状態になるなど不安要素もありました。一人ひとりが適切な対応を意識し、大切な命を守るため、今一度できることを振返りましょう。
◆実際にあったやりとりから学べること
▽当日のやりとり
Q.私は今、海中道路にいます!本島?平安座?どこに避難したらいいですか?
A.当日、海中道路は渋滞で車が動かない状態でした。車を路肩に寄せて、今いる場所を見渡し、最寄りの高台を確認したら徒歩で避難しましょう。
▽当日のやりとり
Q.私は避難したほうがいいの?わが家の海抜は何mですか?
A.慌てないために、日頃からハザードマップで津波災害警戒区域なのかを確認しておきましょう。
▽後日のやりとり
Q.私は、どこに避難すればいいの?
A.ハザードマップで最寄りの避難場所等を確認し、実際に歩いて所要時間などを確認しておきましょう。また、高台にある安全な場所として、近くの親せき宅なども想定しておきましょう。
■津波の時
揺れを感じたり、津波警報を見聞きしたら、すぐに高台へ逃げよう!徒歩避難が原則!
POINT!
・原則として歩いて避難しましょう。車での避難は交通渋滞による避難の遅れや、警察や消防などの緊急車両の通行の妨げにつながります。また、状況に応じて、車での避難は歩行が困難な要配慮者を優先しましょう。
・気象庁から発表される津波警報・注意報を把握して、津波に備えましょう。
※(注)高さ:予想される津波の最大波の高さ
《ススメ(1)》
事前にわたしの避難計画を立てましょう
わたしの避難計画(マイ・タイムライン)とは、地震、津波、大雨や台風が接近した際の自分自身や家族の避難行動をあらかじめ具体的に確認しておくことで、いざという時の避難に役立てるものです。家族、地域、職場などで津波避難について確認しましょう。
▽ステップ1
うるマップの防災で、自宅又は、学校・仕事場などが津波災害警戒区域にあるかを確認しましょう。
▽ステップ2
最寄りの高台の避難先を確認しましょう。
避難とは難を逃れること、自宅等が安全な場合は留まることも避難です。
※避難先に移動・到着するまでの必要な時間も事前に歩いて確認しておきましょう。
▽ステップ3
気象情報や避難情報の収集手段を決めましょう。テレビやラジオ、うるま市公式LINE、うるま市防災減災アプリなど。また、離れた家族や知人から連絡することも大切です。
※詳しくは本紙をご覧ください。
《ススメ(2)》
お住まいの「地域の自主防災会」に参加しましょう
全ての自治会が自主防災会を結成していますので、地域の防災訓練や研修会等に参加して、日頃から情報交換を行いましょう。また、防災士の資格取得(補助)の推薦もありますので積極的に活用しましょう。
▽知ってた?避難所と避難場所の違い。
・避難場所
(いったん逃げる場所)
・避難所
(避難生活できる場所)
問合せ:危機管理課
【電話】098-979-6760
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