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消防だより 令和6年7月号

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沖縄県久米島町

■第81回全国消防長会救急委員会
去った5月15日(水)ノボテル沖縄那覇にて第81回全国消防長会救急委員会が行われました。
これは全国723消防本部の消防長を会員とする全国消防長会の中の、救急委員会に久米島町消防本部が令和5・6年度に常任委員に選任され、今年度は久米島町が会議の開催地と決定しておりました。しかし、諸事情により、那覇市にて開催いたしました。
当日は、総務省消防庁救急企画室長高野様、沖縄県防災危機管理課長照屋様、久米島町長桃原秀雄様、琉球大学大学院医学研究科教授梅村武寛様を来賓としてお招きし、全国59消防本部の委員と消防関係者が一堂に会して全国の救急に関する諸問題に関して議論が行われました。
久米島町消防本部は開催地事務局として委員会の準備全般を任されており、救急委員会事務局の札幌市消防局様のご協力のもと無事に委員会を終えることができました。

■台風に対する備え
主に7月から10月を中心に台風が襲来し、大雨や強風による大きな被害がもたらされています。
平成24年8月に発生した台風15号は、中心気圧910ヘクトパスカルを観測し、道路の冠水や停電、強風にあおられて転倒負傷するなどの被害が多く発生しました。

◇台風による災害
台風は激しい雨をもたらします。台風やその周辺部では、激しい雨が長時間にわたって降り続くことがあります。また、台風が日本から遠く離れた南の海上にあっても、日本付近にある前線に暖かく湿った空気が送り込まれて大雨になることがあり、河川のはん濫やがけ崩れ、土石流などが発生して私たちの生活や生命を脅かすようになります。

◇暴風による災害
台風の周りでは強い風が吹いています。平均風速15から20m/Sの風であっても、歩行者が転倒したり、車の運転に支障が出たりすることがあります。さらに強くなると、物が飛んできたり、建物が損壊したりするなどの被害が生じるようになり、風速40m/Sを超えると電柱が倒れることもあります。また、台風の周辺では大気の状態が不安定になり、竜巻などの現象が生じることがあります。

◇高潮・高波による被害
台風が接近して気圧が低くなると海面が持ち上げられます。そこにさらに強い風が吹き込んで、大きな高潮被害が発生することがあります。台風が日本から遠く離れていても「うねり」となって日本周辺に高波が押し寄せたりすることがあります。

◇台風に対する備え
家族においては台風に備えて、次のような準備を十分にしておきましょう。
・あらかじめ窓や雨戸の補強をする。
・避難する時に必要な非常持出品をまとめておく。
・家の中で数日間過ごすことが出来るよう水や食料などの非常備蓄品を準備しておく。
・避難所の位置や避難所までの道筋を確認しておく。
・ハザードマップなどで、家の近くの危険個所を確認しておく。また、災害時避難において支援を要する方々(災害時要援護者)が迅速・安全に避難できるようにいざという時にだれが支援し、どの段階でどうやって避難するかなど、具体的な避難支援計画を定めておくことが重要です。

※火災の早期発見と『逃げ遅れ』を防ぐために住宅用火災警報器を設置しましょう。住宅用火災警報器の交換の目安は10年です。定期的に作動の確認をしましょう。
※火入れを行う場合は、必ず消防本部まで連絡するようお願いします。
※火事・救急・救助は119番へお願いします。

■5月出勤状況
・救急…30件(140件)
・火災…0件(4件)
・救助…0件(4件)
・風水害…0件(0件)
・捜索…0件(0件)
・その他…2件(10件)

( )は、令和6年累計
合計…32件(158件)

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