[連続掲載] 第28回 みんなで知ろう!食育のこと

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北谷町食育推進計画の基本施策5「食文化の継承に向けた食育」について紹介します。沖縄県の温暖な気候・風土によって育まれた多様な農林水産物をもとに、これらの食材に工夫を凝らして調理した沖縄独自の食文化があります。しかしながら、ライフスタイルの多様化、食の外部化など環境は大きく変化しており、沖縄の伝統的な食文化の継承が課題となっています。
今回は1月19日と2月9日に開催した「食改さん」の「沖縄料理教室」で調理しましたイナムドゥチをご紹介します。
食改さんとは「食生活改善推進員」のことで、地域において食を通しての健康づくりや、食文化継承のための食育活動を行うボランティアメンバーのことで通称「食改さん」と呼ばれています。

◆イナムドゥチ(1人分27kcal、塩分2.3g)

▽作り方
1.豚三枚肉は、はじめに皮を下に30～40分ゆでる。脂の多い部分は塩をふり10分置いて熱湯をかけて洗水にくぐらせておく。その後、短冊切りにする。
2.干し椎茸は水で戻す。
3.干し椎茸の石づきを取り、細切りにする。
4.(イナムドゥチ用)こんにゃくは茹でておく。
5.厚揚げは熱湯に通して油抜きをし、短冊切りにする。
6.カステラかまぼこも短冊切りにする。
7.鍋に分量のだし、豚肉、干し椎茸、こんにゃく、厚揚げを入れ火にかけ、煮立ったらかまぼこと、だしで溶いたイナムドゥチ用みそを加える

◆豚だしの取り方
豚骨100gで豚だし1カップ(200cc)が目安
★豚骨で取る豚だし5カップの取り方
豚骨…500g
水…5カップ
1.豚骨は周りの脂、髄を取り除き、水洗いをして血液を洗い流す。
2.水洗いした骨をさっと湯あらいし、さらに水洗いする。
3.大きめの鍋に湯洗いした骨500gと水5カップを入れ、一度沸騰させ、アクを取り除く、そのあとは蓋をせず、わずかな沸騰を続ける火加減で1時間ぐらい煮る。
4.煮減りが多いときは水を足し、出来上がり量を保つ。
5.出来上がったら豚骨を取り出し、豚だしをキッチンペーパーでこして完成。

お問い合わせ：北谷町保健相談センター
【電話】936-4336