南風原町内にある20の行政区について紹介していきます。
第5回は、第一団地区と津嘉山区です。
■第一団地自治会
第一団地自治会は、南風原町役場の南側に隣接し、兼城・照屋・本部の3字にまたがって構成されており、昭和52年(1977年)に4棟230世帯及び集会所が建設されました。老朽化などから平成27年(2015年)より建て替え工事が行われ、令和4年(2022年)に完成しました。
第一団地自治会では毎月第2日曜日を定例清掃日として、大人から子どもまでみんなが一丸となって地域を美しく保つために協力し合い、心地よい汗をかきながら団地内の草刈・清掃作業を行なっています。高齢者の方には「月に一回の住民コミュニケーション」の場として参加を呼びかけ、安否確認や孤立する世帯をなくそうと取り組んでいます。
また、手話講座、パソコン講座、介護講座、料理講習、公民館出前講座(盆踊り・コーラス)など会員の要望に応じてさまざまな講座を開催しています。
設立33年目の平成22年(2010年)には老人会も結成され、今後も高齢者や支援が必要な方々にとって楽しく安心して暮らしていける自治会活動を目標にして努めています。
■津嘉山区
津嘉山区は南風原町の南西に位置し、南は八重瀬町、豊見城市、西に那覇市と隣接する田園都市化が進む地区です。区の北側は区画整理事業が進み住宅街の整備、また国道整備に伴い縁沿いには大型スーパー、病院、飲食店等が建ち並びとても住みよい町になっています。
津嘉山区は、津嘉山の伝統文化・芸能を大切にし、老人会、女性の会、ティガネーの会、青年会、体育協会等を組織し、区民の生活環境がよくなるよう区内の清掃、公園、防犯灯の維持管理等の活動をしています。7月には平成15年(2003年)以来21年ぶりに津嘉山大綱曳きが実施され、地域の絆や歴史を再確認する大きな機会となりました。
津嘉山地域振興資料館内の展示資料室では綱曳きで実際に使用した旗頭、カナチ棒、チナブや、鉦鼓隊が使う締め太鼓、ドラ、ボラ、ショーグなどを展示しています。その他にも過去の大綱曳きの写真や、津嘉山区内の上空写真やパノラマ写真なども展示しています。この機会にぜひ津嘉山へ足を運んでみるのはいかがでしょうか。
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