■ちむぐくるでともにつくる福祉と健康のまちについて
新型コロナウイルス感染症対策については、今後も取り巻く動向に注視し、引き続き予防対策を推進します。
また、新型コロナワクチン接種については、令和6年度以降は定期予防接種として実施してまいります。
令和6年度から令和10年度までの、第3次南風原町地域福祉推進計画による、「ちむぐくるで笑顔あふれる福祉のまち南風原」を目指します。
新たな取り組みとして、がん患者アピアランスケアに対するウィッグ等購入助成事業を実施します。また、骨髄提供者への環境を整備し、骨髄バンクドナー登録を推進するため、骨髄バンクドナー助成事業を実施します。
子ども・子育て支援については、物価高騰における子育て世帯の負担軽減策として、保育所等に通う3歳から5歳児の給食費を3か月減免します。また、本町独自で実施している、高校卒業年齢までのこども医療費助成の現物給付の継続、妊娠時から出産・子育てまで一貫した伴走型相談支援の充実を図るとともに、妊娠出産時の経済的支援に取り組んでまいります。
町内保育所等に就職した保育士へ10万円を給付する就職一時金等を継続し、保育士確保に努めます。放課後児童健全育成事業における放課後児童クラブは、津嘉山小学校区の受入れ定員を増やします。また、新たに放課後児童クラブにおける児童の入退所管理等の事務を支援するシステムを導入します。
子どもの貧困対策等については、子育て家庭が社会的に孤立することのないよう、居場所の設置や若年妊産婦の支援を継続します。
障がい者(児)・高齢者支援については、障がい者支援における新たな取り組みとして、重度障がい者等の就労機会の拡大や、社会参加の促進を目的とした、重度障害者等就労支援特別事業を実施します。
また、福祉サービスの充実と権利擁護を含む相談支援体制の強化、地域包括ケアシステムの更なる発展を図り、障がいの有無や年齢に関わらず、誰もが地域の一員として、互いに支え合う地域共生社会の実現を目指します。
町民の健康づくりについては、特定健診の受診率向上に努め、生活習慣病予防に重点を置いた保健活動を強化してまいります。また、一括交付金を活用した学童期における生活習慣病予防健診を継続します。
国民健康保険事業の運営については、平成30年度の都道府県単位化以降も国保特別会計の赤字が続いており、令和6年度も厳しい国保財政の状況が続くと想定されます。引き続き給付と負担のバランスについて検討を行いながら、沖縄県国民健康保険運営方針に示された市町村の役割をしっかりと担い、県と連携し安定的な運営に向けた取り組みを推進します。
■工夫と連携で産業が躍動するまちについて
農業振興については、農地の有効活用を推進し、農地の保全や土壌改良・地力増強を促進するための土づくり奨励補助を継続します。かぼちゃの増産支援のためのミツバチ巣箱設置、農業経営の安定を図る農作物被害防止事業補助金などを実施し、農業経営基盤強化に努めます。
また、町農業委員会の農地利用最適化推進委員、農業関係団体と連携した耕作放棄地や遊休農地の解消、農地の確保・集積を行うとともに、新規畑人(はるさー)支援事業補助金の給付等により、新規就農者等の農業の担い手育成に取り組みます。
基幹作物であるサトウキビの振興については、病害虫対策、種苗配布や収穫機械利用経費に対する補助等による生産振興を図ります。
畜産振興については、経営の安定化を図るため、引き続き畜産公害・環境保全対策事業による支援を行うとともに、子牛のブランド化を推進する和牛改良支援事業、家畜伝染病予防事業を活用した支援に取り組みます。
商工振興については、商品展開力強化支援事業により特産品のブラッシュアップ、販路開拓を町商工会と連携し取り組みます。また、町内中小企業の経営基盤の強化が図られるよう支援し、本町への新たな企業立地の促進・支援を強化、雇用拡大を推進します。
雇用促進については、女性の活躍を推進するため、デジタル教育と就労まで一貫した支援を行う、地域女性活躍推進事業を実施します。
伝統工芸産業振興については、振興計画に基づく「後継者育成事業」等を実施し、琉球絣・南風原花織の新規従事者の養成と若者の感性を活かした後継者を育成します。また、各種イベントでのPR活動等、琉球絣事業協同組合と連携して取り組みます。
観光振興については、町観光協会と連携して観光施策の推進・振興に努めます。また、観光大使の情報発信力を活用、はえるんの県外イベントへの出演等で本町のPR活動を促進します。
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