南風原町内にある20の行政区について紹介していきます。
第3回は、東新川自治会と北丘ハイツ自治会です。
■東新川自治会区
東新川の集落形成は古く、琉球王国時代に首里士族や造り酒屋の奉公人として、すでに十数件の家屋が居を構えていたそうです。また、第一尚王統誕生の頃から聞得大君(きこえおおきみ)始め、琉球王府一行が東御廻い(あがりうまーい)で通った、当時の主要道路である宿道(すくみち)があり、この道に架かる下原(しちゃはら)橋は、1677年石橋として改修されて以来、今も現役で使用されています。この道を通して首里王府の政治・経済及び文化は、南風原町や南城市一帯の東部地域に迄広まったと考えられています。
また、自治会ではグラウンドゴルフ大会や先進地視察遠足、防災訓練や敬老会など楽しく交流を図っています。
■北丘ハイツ自治会区
北丘小学校の北側の真下に広がる住宅地が北丘ハイツです。県住宅公社から分譲され、今年で創立37周年になります。118世帯の自治会の世帯主の出身地は地元南風原町周辺から北は伊是名、伊平屋島から西は与那国島まで沖縄全域出身の方々で構成されています。ハイツ親睦交流催事として、夏の納涼祭り、敬老会ハロウィーン大会、グラウンド・ゴルフ大会があります。また集会所においてはミニデイや民舞、カラオケ等もさかんに利用されています。北丘小学校に隣接することから階(きざはし)の会を中心に朝の登校児童への安全指導も積極的に行っています。ハイツの住民の相合互助の精神は顕著で比較的コミュニケーション良い楽しい自治会であります。
◆住み良い地域づくりのための環境美化の取り組み[自治会の取り組み紹介]
地域公園や広場、通学路、危険な場所などの定期的な草刈りや清掃、設備等の補修、防犯灯の設置・負担なども自治会の大切な役割です。また花園や道路沿いへの花植え手入れも行われています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>