朝夕(あさゆう)の寒(さむ)さも和(やわ)らぎ、ウグイスのさえずりが春(はる)の訪(おとず)れを感(かん)じさせる今日(きょう)この頃(ごろ)、皆様(みなさま)お元気(げんき)にお過(す)ごしのことと思(おも)います。
さて、3月が別(わか)れの季節(きせつ)なら、4月は出会(であい)の季節です。小中学校では、3月に2名の女子(じょし)が小学校(しょうがっこう)を卒業(そつぎょう)し、女子2名男子(だんし)1名が中学校(ちゅうがっこう)を卒業しました。4月は、ピカピカの新一年生(しんいちねんせい)が男子4名女子2名入学(にゅうがく)します。少(すこ)し大(おお)きめのランドセルを背負(せお)った初々(ういうい)しい登下校姿(とうげこうすがた)を早(はや)く見(み)たいものですね。ぜひ楽(たの)しい小学校生活(せいかつ)を送(おく)ってください。
また、皆様の職場(しょくば)でも新社会人(しんしゃかいじん)が誕生(たんじょう)したでしょうか。役場(やくば)では、5名の新規職員(しんきしょくいん)を募(つの)ったのですが、応募(おうぼ)が少(すく)なく1名の採用(さいよう)にとどまりました。新人職員(しんじんしょくいん)は、組織(そしき)に新(あたら)しい風(かぜ)を吹(ふ)き込(こ)み、再生(さいせい)をもたらし将来(しょうらい)の隆盛(りゅうせい)を期(き)する貴重(きちょう)な戦力(せんりょく)です。大事(だいじ)に育(そだ)てたいものです。役場では、他(ほか)にも沖縄銀行(おきなわぎんこう)を母体(ぼたい)とするおきなわフィナンシャル・グループから1名出向職員(しゅっこうしょくいん)が派遣(はけん)されてきます。地域(ちいき)おこし協力隊(きょうりょくたい)については、観光協会(かんこうきょうかい)に1名、とび吉に1名新(あら)たな隊員(たいいん)を配置予定(はいちよてい)です。お三方(さんかた)には、わたしたちの気付(きづ)かなかった視点(してん)からの島(しま)おこしに期待(きたい)しています。共(とも)に頑張(がんば)りましょう。
かわりまして先月(せんげつ)3月11日は、東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)発生(はっせい)から13年目にあたる日となりました。今(いま)だ、住民(じゅうみん)が帰還(きかん)できない地域(ちいき)や、許可(きょか)が出(で)ても戻(もど)る住民が少ない地域があるとの報道(ほうどう)があり、改(あらた)めて復旧(ふっきゅう)・復興(ふっこう)の難(むずか)しさを感(かん)じました。今年1月1日発生しました能登半島地震(のとはんとうじしん)も含(ふく)め過去(かこ)の災害(さいがい)を決(けっ)して対岸(たいがん)の火事(かじ)(※)とせず、粟国村の防災(ぼうさい)をあらためて見直(みなお)すよう指示(しじ)した所(ところ)です。
本年度(ほんねんど)も村民優先(そんみんゆうせん)の村政(そんせい)を「愛民(あいみん)」の精神(せいしん)で進(すす)めていく所存(しょぞん)です。予算(よさん)を含(ふく)めた全般的(ぜんぱんてき)な考(かんが)えは「施政方針(しせいほうしん)」にてお示(しめ)ししたとおりです。皆様の変(か)わらぬご理解(りかい)ご協力(きょうりょく)をお願(ねが)いします。
※「対岸の火事」とは、「こちらの岸(きし)まで燃(も)え移(うつ)るおそれがない川向(かわむ)こうの火事。当事者(とうじしゃ)にとって災難(さいなん)でもこちらには関係(かんけい)がないと考(かんが)える例(たと)え」の事(こと)です。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>