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【特集】SDGsでつなげるより良い未来(1)

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沖縄県那覇市

■SDGsとは
SDGs(Sustainable DevelopmentG oals)は、国連サミットで採択された、「誰一人取り残さない」という理念をもとに取り組む世界共通の目標のことです。17のゴールと169のターゲットで構成され、2030年までの達成を目指しています。
目標となるゴールは、世界が直面する3つの課題を解決するものとして示されています。

■なぜ取り組むのか?
もしSDGsの取り組みが行われなければ、解決すべき課題が放置され、さらに深刻になる可能性があります。例えば、多くの人々が貧困や差別から解放されずに一部の人だけが利益を得続けるなど、社会格差が拡大するかもしれませんし、温暖化によって自然災害の増加や生態系の変化など、地球環境が大きく悪化するかもしれません。
そのため、全ての人々と地球全体の未来のためにも、私たち一人ひとりがSDGsの目標に向かって行動をする必要があります。

■那覇市の方針
市では、「第5次那覇市総合計画」で示す「めざすまちの姿」の実現に向けた施策が、SDGsで掲げる「誰一人取り残さない」という理念や17のゴールと共通する点が多いため、総合計画を着実に推進することがSDGsの達成に繋がるものと考えています。
そのため、那覇市のSDGsを推進するにあたっては、総合計画と併せて実施することでSDGsの目標達成を目指しています。

■那覇市の取り組みを紹介
○[社会分野]パートナーシップファミリーシップ登録
多様な生き方を尊重する社会を推進するため、お互いを人生のパートナー(家族)として歩むことを決心された方々に対して、パートナーシップ・ファミリーシップへの登録とその証明書を交付しています。市は、誰もが差別や偏見を受けることがなく、安心して暮らすことのできるまちの実現を目指しています。

○[経済分野]小中学生キャリア教育支援事業
未来の担い手となる小中学生を対象に、市内で活躍する中小企業の人たちによる講話や、起業体験プログラムなどのキャリア教育支援を行っています。子どもたちが多くの職業に触れ、早い段階でキャリアデザインの意識を高め、将来の那覇市の産業を支える人材となってもらうことが狙いです。

○[環境分野]ゼロカーボンシティ宣言
市は、2024年1月31日にゼロカーボンシティ宣言を行いました。市民のみなさん、事業者のみなさんと共に、できることを一つひとつ積み重ね、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて取り組んでいきます。

■取り組みをより推進するために

◆SDGs推進事業
地域の課題解決のために協働し、SDGs達成につながる活動をしている団体に対して助成金を交付します。助成金の申請に至るまでの相談や採択後の活動もSDGsコーディネーターが伴走して支援を行います。また、持続可能な活動になるための資金調達方法の一つとして、成果連動型補助金のSIB(ソーシャルインパクトボンド)の構築を目指します。

○SDGsの取り組みへの支援
SDGsの達成につながる活動に対する助成金の交付や円卓会議を行い、課題の共有や仲間づくりができる環境をサポートします。
対象:市民活動団体・NPO、企業など
助成内容:助成金50万円(2団体まで)
助成の対象:今までのSDGsの取り組みのステップアップにつながるもの
応募期間:令和6年7月8日(月)~8月13日(火)

○SDGsコーディネーターの配置
SDGsコーディネーターが、SDGsに関する相談や助成金申請などの支援を伴走的に行います。
対象:SDGs達成につながる活動に取り組みたい方
相談対応:令和6年7月16日(火)~令和6年12月20日(金)(10件程度)
相談例:廃棄物を利用した商品開発や普及の取り組み方など
場所:なは市民活動支援センター(なは市民協働プラザ2F 銘苅2-3-1)

○SDGs×SIBシンポジウム
SDGsの普及啓発や地域で持続可能な活動を行うための資金の調達方法について話し合います。
「まちづくりの新しい手法を用いて那覇市でSDGsの活動を広げるためには」
対象:どなたでも参加できます。
日時:令和6年7月13日(土)14時~17時
場所:那覇文化芸術劇場なはーと小スタジオ(オンライン配信あり)

問合せ:
那覇市まちづくり協働推進課
【E-mail】C-KATU005@city.naha.lg.jp
NPO法人まちなか研究所わくわく【E-mail】office@machiwaku.com

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