■11月14日は「世界糖尿病デー」です
「世界糖尿病デー」とは、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために、2006年、国際連合により認定され、糖尿病の予防、治療、療養について啓発活動を推進する日となっています。
糖尿病により、世界では5秒に1人の命が奪われています。日本では、医療機関や健診で糖尿病と言われたことのある人のうち、「治療を受けていない人」が4人に1人いることがわかっています。特に男性の40~49歳の働き盛り世代で最も高く、約5割が未受診または治療中断と言う状況です。また令和2年の糖尿病の都道府県別年齢調整死亡率(人口10万対)を見ると、沖縄県は男女ともにワースト2位となっています。
◆金武町における糖尿病治療の課題を見てみましょう!
・国民健康保険加入者の40~74歳を対象(出典…KDBシステム)
県内の同規模町村で比較したところ、金武町はHbA1cが7.0%以上で未治療のまま放置されている方が多く、重症化のリスクが高い状況でした。
HbA1cが6.5%を超えたまま、治療せずに放置しておくと、このような合併症になってしまう危険性が高くなります。
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。
▽糖尿病とは…
膵臓でつくられる「インスリン」というホルモンが不足したり、働きが悪くなったりしたため、血液中のブドウ糖(血糖)の高い状態が続いてしまう病気です。血液中の糖が血管の内側を傷つけるため、動脈硬化を引き起こす原因になります。
▽HbA1c(ヘモグロビン エーワンシー)とは…
過去1~2ヶ月前の血糖値の状態を表したものです。健診当日の食事や運動など、短期間の血糖値の影響は受けません。
たとえ高血糖・糖尿病になったとしても、血糖値をしっかり管理できれば、重症化しないように予防できます。
・年に1回の健診を受け、健診結果をきちんと確認しましょう!
過去数年と比べてどうか?と言うところは、とても大事なポイントです。
・無症状でも放置せずに、適切な治療を受けましょう!
高血糖について、「要医療」「精密検査を要する」などの記載がある場合は、病院を受診しましょう。
問合せ:金武町総合保健福祉センター
【電話】098-968-5932
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