■6月は、歯科衛生月間です!子どもの口腔衛生についてお話します
子どもの歯は5~6歳頃に乳歯から永久歯へと生え変わり始め、14歳頃には全て永久歯になります。金武町では、虫歯ゼロのお子さんに対して虫歯予防奨励金が開始されてから、3歳児の虫歯になる割合が減少していますが、小学校1年生では、虫歯の割合が2人に1人と高い状態です。
◇虫歯になる原因は大きく分けて4つあります
虫歯の原因となる糖分が長時間口の中にあると、虫歯はどんどん進行します。間食と食事のあいだにお口の中を休めることも重要です。
歯を磨かないことにより、菌の繁殖がすすみます。食事のときに保護者から口移しすることにより、子どもに虫歯菌がうつります。
◇虫歯はどうしてできるの…
唾液には、口腔内の洗浄作用、殺菌作用、修復作用があります。歯の質が弱い場合には、酸の影響を受けやすいです。
糖分は、虫歯菌が酸を出して歯の表面を溶かしてしまう材料になります。甘いものをよく摂る習慣のある人は、虫歯になりやすいです。
◇乳歯の虫歯をそのままにしておくと…
・あごが育たないため歯並びが悪くなる
↓
・歯磨きがしづらいため、歯磨きが不十分になる
↓
・キレイに磨けないため虫歯が増える
◇虫歯になりやすいところは…
・歯と歯茎の境目
・かみ合わせのみぞ
・歯と歯の間
乳歯が抜けたあと、歯と歯の間に大きな「むし歯」がみつかることもあります。
◇仕上げ歯磨きのポイント
磨き方:
・歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目や歯間にきちんとあてる
・5~10mmの幅を目安に小刻みに動かし、1~2本ずつ磨く
◇フロスで予防しましょう!
・小指を頬にそっとあてておく
・歯ブラシはえんぴつを持つように
・上唇の裏をそっと押さえる
・フッ素入り歯磨き粉を使用する
フロスの使い方:歯に沿ってフロスを入れ、前歯の場合は前後に、奥歯のは左右にノコギリのように動かし、歯垢を除去します
1人で上手に歯のお手入れができるようになる10歳頃まで、保護者の仕上げ磨きが必要です
“食べたら歯を磨く”を習慣にして、虫歯を予防しましょう!!
幼少期の生活習慣は健康な身体づくりの基礎となります!!
※詳しくは本紙またはPDF版をご覧ください。
問合せ:金武町総合保健福祉センター(保健福祉課保健予防係)
【電話】098-968-5932
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