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多賀町立博物館

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滋賀県多賀町

◆展示 辰(龍)年にまつわる干支セトラ
2024年の干支は「辰」です。この展示では龍にちなんだ事柄を紹介します。ぜひトピック展を覗いてみてください。
会期:12月23日(土)~1月14日(日)
休館日:12月25日(月)、29日(金)~1月4日(木)、8日(月)
会場:あけぼのパーク多賀 ホール
観覧料:無料

◆多賀の天文ハカセ・高橋進館長の太陽黒点のはなし
「日」という漢字はどのようにしてできたのかご存じでしょうか。もともとは○の中に点があったのが、丸が四角くなり、点が横にのびて「日」になったのだそうです。では○の中の点とは何でしょう。実はこれは太陽の黒点だと言われています。昔の人は日没の時などの太陽を見て太陽に黒点があるのを知っていたのです。
太陽には北極と南極に強力な磁石のエネルギーの源があります。そして太陽の表面にも磁石のエネルギーの強いところがところどころにできるのですが、この磁石のエネルギーの強いところが黒点になると思われています。そのため私たちはつい黒点の黒いところがいっぱいできると太陽は暗くなってしまうのではと思ってしまいますが、実際には黒点が多いと太陽から噴き出すエネルギーもそれだけ強くなるようです。
この黒点はいつも同じように出るわけではなく、およそ11年の周期で増えたり減ったりを繰り返しています。最近では2019年がとても少なくて、黒点がひとつもない日がずいぶんと続きました。それ以降は少しずつ増えてきて、最近だとほぼ毎日黒点が見られています。通常は太陽観測には望遠鏡に濃いサングラスを付けたり、望遠鏡の投影板に映し出したりして観測します。ところが最近は、日によっては望遠鏡がなくても日食サングラスなどと呼ばれる太陽光を10万分の1にまで減光するフィルターを使えば、肉眼でも見えるくらいに大きな黒点もたまに出現したりします。今回のピークは2025年ごろと思われますので、黒点が多い状況はまだしばらく続きそうです。
多賀町立博物館では太陽黒点を観察するための望遠鏡をホールに置いており、晴れた日には中庭でいつでも太陽黒点を観察していただくことができます。太陽活動の元気さを表わす指標とも言われる太陽黒点を見てみませんか。
博物館に来られたら職員にお声がけください。太陽の元気の源の黒点をぜひお楽しみください。

→多賀町立博物館
【有】2-2077【電話】0749-48-2077【FAX】0749-48-8055

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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