キャラキャプション:
大津市観光キャラクター21世紀版光源氏「おおつ光ルくん」
草津市公認マスコットキャラクター「たび丸」
大津市と草津市は、互いに「見る・見られる」関係にあり、古くから湖国を代表する名勝として広く知られていた「近江八景」でつながっていました。また、両市は、東海道の宿場町「大津宿」、「草津宿」としても共に栄えたまちであり、さらに室町時代の連歌「もののふの矢橋の船は速けれど 急がば回れ 瀬田の長橋」に由来する、「急がば回れ」のことわざでも縁のあるまちです。このことわざにもあるように、両市は東海道に限らず、琵琶湖上の舟運でも切っても切り離せない関係にありました。
両市は、近江八景と東海道を介して結びついてきた歴史や文化を踏まえ、魅力ある景観を守り、つくり、さらには将来へ継承するため、平成25年11月に「びわこ大津草津景観宣言」を行いました。これは、両市民が互いに協力し、価値の高い景観の保全と新たな創造に取り組み、いっそう愛着と魅力あるものとして未来につなげていくことを共同宣言したものです。また、両市によるびわこ大津草津景観推進協議会を設立し、連携して景観に関する施策に取り組んでいます。
大津市と草津市では、琵琶湖、東海道、近江八景でのつながりを踏まえて、次の3つの項目で連携を図っています。
・屋外広告物による景観形成
・東海道沿道のつながりある景観形成
・魅力ある対岸景観の形成
■主な取り組み
◇景観づくりチャレンジ隊
対岸景観や沿道景観の重要性や、両市の連携事業を周知するため、実施しています。
今年度は9月24日に実施し、両市の小学生以上の親子約60人が参加。第1部では、「近江八景」にちなんだ砂絵や「東海道統一案内看板」の弁柄塗体験を行いました。第2部では、大津港から船に乗り、船の上からの景色や大津祭の長柄衆による演奏を楽しみました。
参加者の声:
船に乗っていろいろな景色を見て、キレイだった!
近江八景や、大津市と草津市の連携について学ぶ機会になった!
チキチン(大津祭の演奏体験)するのが楽しかった!
◇東海道統一案内看板
東海道の沿道景観の統一性・連続性を目指して、東海道の歴史や町の魅力を発信するために設置する、両市統一のデザイン看板です。設置により、行き交う人々の興味関心を高め、景観保全の意識向上につなげていきたいと考えています。
令和5年10月時点で計39基が設置されており、大津市内および草津市内のみならず、甲賀市や湖南市、三重県朝日町などにも広く設置が進められています。
東海道統一案内看板ロゴマーク:
江戸時代の五街道の一つとして、街道本来の意味合いとしての東海道を、広重の描いた字を参考にデザインしています。そして、古代の五畿七道として「古事記」や「日本書紀」では「うみつみち」として詠まれる古来から美しかったであろう海沿いの国々を通る道を、波と通じる長い一本道で表現しています。
びわこ大津草津景観推進協議会では、東海道統一案内看板の普及に向けた取り組みに賛同いただける団体を募集しています。
詳しくは市ホームページへ
問合せ:都市計画課
【電話】528-2770
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