■モリヤマジュニアリポーターは守山の魅力について、テーマの検討から現地でのインタビュー、写真撮影、執筆まで行い、小学生リポーター独自の目線で紹介するコーナーです。
今回のテーマは「防災」。火災や災害が起きたとき、急病や事故にあったとき、市民の安全安心と、市民の命を守る湖南広域消防局北消防署(石田町)を取材しました。
湖南広域消防局北消防署には、出張所(洲本町)と合わせて、はしご車、タンク車、救急車など17台の消防車両が配備され、火災や事故などに駆けつけて、消火や人命救助などを行っています。また北消防署には、市消防団本部と市コミュニティ防災センターが併設されています。
今回、ジュニアリポーターは、災害現場の最前線を知る北消防署を取材し、署内や消防車両の見学、消防士の仕事(放水)や市が備蓄している非常食の試食などを体験して、災害に強いまちの魅力に迫りました。
〔消防署と連携している機関〕
消防団は、日頃は別の仕事をしながら、消火や減災などの知識や技術を取得し、有事の際に出動する非常勤の消防組織です。
行政は、さまざまな災害を想定した防災計画や啓発などを行い、有事の際は、災害対策本部を立ち上げ、さまざまな関係機関と連携して、市民の安全・安心を守ります。
◆たくさんの消防署の仕事
津布工(つぶく) こむぎリポーター
私は消防署の仕事について調べました。まず救急救命士は、けがや病気の人を手当てをしながら病院に向かいます。次は消防音楽隊です。音楽を通じて、火災などが起こらないように啓発します。そして、消防士さんも事務の仕事をしていて、パソコンを使ったりしています。
出動するときは、作戦室で作戦をたててから出動します。そしてレスキュー隊は人命救助をしたあと救急隊に患者を引き渡します。このように、消防署の仕事はたくさんあります。
◆消防署に行って
清水 佑真(しみずゆうま)リポーター
北消防署にインタビューに行って思ったことを一つ紹介します。実際に7キロの防火服を着せてもらいました。重くて暑くてちょっと動きにくいです。さらに酸素ボンベをつけるそうで、ぼくなら動けなくなると思いました。
消防士さんは、重い服を着て火災現場で消火活動をするので体をきたえているんだなと思いました。ぼくだったら三日坊主になりそうです。消防士さんは改めて努力家ですごいなと思いました。
◆消防士さんと水
小河 椛(おがわはな)リポーター
消防士さんから北消防署や消防士の説明を受けた後、いよいよ見学がはじまりました。
消火ホースは1本が20メートルで7キログラムあり、消火栓や防火水槽のあるマンホールから火事の場所までの距離が遠いとホースを何本もつなげて放水するとのことです。また、消防車の中には牛乳パック1500本分ほどの水が入っていますが3分ぐらいしかもたないので、火を完全に消すためにはいかに早く水をくみ出すことができるかが大切になるそうです(消火は平均約30分)。
◆消防団の訓練
平井 梛(ひらいなぎ)リポーター
他の仕事をしながら火事などで出動する消防団にも、訓練があるそうです。まず、消火訓練。火のどのあたりに放水するかや、どこから水を持ってくるかなどを訓練します。ほかにも、緊急時の消防車の運転方法や、川砂を袋につめ、危険な川のふちに並べる(複数方法あり)「どのう積み」といった水防の練習もします。
私は、どのう積みなら自分でもがんばればできそうなので、やってみたいなと思いました。皆さまも、ホームセンターで川砂や袋が買えるのでやってみてください。
◆火事が起きたらどうするの
東 静芭(ひがしきよは)リポーター
火事が起きてしまったら、まず布を使って口元をふさいでしゃがみます。どうしてかというと、煙をすったりやけどをおわないようにするためです。その次に、しゃがんだまま一番近い出口に行きます。
この時、閉じ込められてしまったら、2・3階の場合はふとんを落として下におりれるようにします。もっと高い所の人は長い物を使って下におりるようにします。それから落ち着いて119番を呼びましょう。皆さまも気を付けてください。
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