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特集 未来の守山を考える(4)

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滋賀県守山市

◆陸上競技800m女子 西田有里(にしだゆり)さん(下之郷三丁目) 草津東高校陸上部 顧問 村上拓(むらかみたく)さん(吉身五丁目)
▽春から大学生、憧れたシニア選手と肩並べ、世界で駆ける
県陸上競技強化委員長であり高校陸上部顧問の村上拓先生と一緒に切磋琢磨してきた高校時代は国体2連覇などの戦績を残し、オリンピック強化選手にも選ばれ、充実した選手生活でした。私を目標に陸上部に入る後輩もいたみたいで、少し照れるけれどうれしいです。
もうすぐ大学生。それは、これまで憧れていた、世界で活躍するシニア選手と同じ舞台に立つということです。
練習メニューなども自分で組み立てることになるので心配もありますが、卒業後も先生に相談できそうなので安心です。まずは走ることを楽しみながら、小さな目標を一つずつクリアして自己ベストを更新、2025年の東京世界陸上に日本代表選手として出場することが夢への一歩です。

◆体操競技2022栃木国体・2023鹿児島国体 少年女子 監督 寺田英莉(てらだえり)さん(阿村町)
▽心・技・体が整えば、みんながアスリートになれる
大阪出身で、元体操競技女子日本代表として国際大会などを経験してきました。指導者になりたいと同志社大学スポーツ健康科学部で学び直し、結婚を機に守山市民になり、今年から体操の教室を開いています。
体操は特殊な競技と思われることもありますが、アスリートとしての芸術性や美しさを競う競技です。体幹やバネはすべてのスポーツの基本ですし、アスリートとは「心・技・体」が整っていることだと思っています。指導者はそのために子どもや選手との信頼を大切にします。
国スポは国内のオリンピックなので、少しプレッシャーもありますが、滋賀県選手が活躍できるようサポートしていきます。

◆滋賀県ゴールボール協会 会長 西村秀樹(にしむらひでき)さん(洲本町)
▽ユニバーサルで魅力いっぱいの競技を楽しんでほしい
平成4年のフェスピック(アジパラの前身)出場を目標に、ゴールボールが日本に入ってきたのが平成2年。「国際大会がある競技なら日の丸を背負ってできる」と競技を学び、初のゴールボール日本代表キャプテンになりました。
東京オリパラが決まった時に、私は52歳。当時、京都や岐阜でゴールボールを楽しんでいましたが、守山にゴールボールのできる環境を作りたい、残したい、広げたいと思いました。
私にとっては魅力がいっぱいのスポーツ。国スポ・障スポではオープン競技としてゴールボールが守山で開催されます。健常者も視覚障害者も一緒にできるユニバーサルスポーツの楽しさを、多くの人に体験してもらえたらうれしいです。

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