■本市の健診・検診受診率
皆さんは職場や学校などで定期的に健診・検診を受診していますか。
本市の国民健康保険加入者(40歳から74歳まで)を対象とした令和4年度特定健康診査の受診率は、県内市町の中で最も低い状況です。
各がん検診の受診率は、子宮がんや乳がんは上がってきているものの、ひがしおうみ健康食育推進プランの目標値である50%には届いていません。
がんは、主要死因の第1位となっています。早期発見と早期治療のために、定期的に受診することが大切です。
■知っていますか?健診と検診の違い
「健診」は、自分の身体が健康であるかどうかを確認するもの。「検診」は、がんなどの病気がないかどうか特定の病気を調べるものです。どちらも自分の身体や日ごろの生活習慣と向き合う機会となります。
年に一度、自分の身体と向き合う時間をぜひ作りましょう。
■治療中でも健診に行こう
一般社団法人東近江医師会
会長 小杉厚医師
健康だと思っていても病気が隠れている可能性があるため、健診はとても重要です。病気を早期発見、早期治療するために健診を受け、定期的に身体の健康状態を確認することが必要です。
また、普段病院などに通院している人でも定期的に健診を受け、自分の身体と向き合い、悩みや不安など保健師にじっくりと相談することもおすすめです。
■痛みがなくても定期的に検診を
一般社団法人湖東歯科医師会
常務理事(東近江地区担当)
小川益弘歯科医師
歯周病疾患検診は、全国的にも受診率が低い検診です。歯周病は加齢に伴う病気ではなく、実は、若いころから徐々に進行しています。
歯医者には、歯が痛くなってから受診するイメージがありますが、歯周病と糖尿病に密接な関係があるなど、お口の健康が全身の健康につながると言われています。お口の健康に留意し、症状がなくても定期的に検診を受けましょう。
■集団健診・検診 予約受付中
保健センターやコミュニティセンターなどで健康診査、がん検診が一度に受診できます。
インターネットでも予約できます。お早めに予約してください。
■自分は大丈夫だと思っていたけど
中島陽史さん(宮川町)
私は、以前病院で事務をしていたこともあり、常に健康を意識して生活を送っていました。そんなときに市の大腸がん検診で陽性の判定が出ました。がん検診は毎年受診していましたが、いきなりのことで驚きました。精密検査を受けたところ、直腸がんのステージ3という結果で、検査はしっかりと受ける必要があることを強く感じました。
この経験から、忙しくて後回しになりがちな検診も定期的に受けること、また、精密検査の案内が来たら速やかに受診することが大切だと思っています。
問合せ:東近江市保健センター
【IP電話】050-5801-5050【FAX】0748-23-5095
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