台風、局地的大雨、地震などの自然災害は、いつどこで起こってもおかしくありません。「私たちも備えないと」と思っていても、時がたつと意識は薄れてしまいます。
今できること、日々の生活の中でできることを積み重ねてみませんか?
■避難方法はひとつじゃない
自宅の安全性が確認できるのであれば、必ずしも避難所に行く必要はありません。大雨の場合は、上階に避難する「垂直避難」も考えられます。また避難所だけでなく、親戚や友人宅に避難する「分散避難」をすることも考えてみましょう。
■災害時のためだけに備えるのって大変!
「災害への備えとして防災物品を備蓄する」と考えると、「何を備えたらいいのか分からない」、「何か新しい物を購入しなければならないのか」、といったハードルの高いものになってしまいます。「いざという時のために」と大切に片付けてしまい、非常食の賞味期限が切れてしまった、普段から使うことがないため、いざというときに救助用具の使い方が分からないという状態に陥りがちです。
▽日常的に使っているものを災害時にも使いまわす
「日常」と「非日常」という2つの局面(フェーズ)を分けずにフリーにする、「フェーズフリー」という考え方があります。
災害が起きた時「非日常」のために準備するのではなく、日常的に使っているものを災害時にも役立てようということです。
日頃の生活に防災の要素をつけたすことで、無理なく、災害時の対応に備えることができます。
▽ウォーキングを生かして避難場所の確認を
普段からウォーキングしているという人は、いつものルートを、一時避難場所や指定避難所を通るルートに変更してみませんか。普段からのウォーキングが立派な避難訓練になり、発災時パニックになることなく迷わず避難することができます。これも生活に防災の要素を取り入れたフェーズフリーの考え方による防災対応です。
■実践してみよう!ローリングストック
普段の食品を少し多めに買い足しておき、賞味期限の古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭に備蓄できる方法です。
■無いと困るものを想像してみる
災害時には、日頃からの、防災に対する物、知識、体験の蓄えが大切です。
震災が起こったら家族との連絡はどう取り合おうか、カバンの中に日頃から飲み物やモバイルバッテリーを入れておこう、買い物にいくのに少し多めに買ってストックしておこう、と考えることが、いつ起こるか分からない避けることのできない災害への備えとなります。無いと困るもの、あると便利そうなものを想像することから始めてみましょう。
■備えておきたい防災グッズ・備蓄品
食料:飲料水、非常食
停電への備え:懐中電灯、モバイルバッテリー、現金
日用品・個別に必要なもの:常備薬、マスク、メガネ、紙おむつ
暑さ寒さ対策:ポータブル扇風機、ブランケット、カイロ
その他:健康保険証・免許証のコピー、ホイッスル
■地域を守る消防団
消防団は地域の人たちで構成され、地域で発生する災害に対応するために活動しています。
本市では現在90人が消防団員として活躍中。火災などの災害が発生すると現場に駆けつけ、地域のために消火活動や救助活動を行っています。
▽日頃の訓練の成果を披露!
滋賀県消防操法訓練大会に向けて朝早くから訓練を開始
▽一緒に地域を守りませんか
栗東市消防団員を募集しています。
「自分たちのまちは自分たちで守る」その意識だけで参加できます。興味のある人は右記までお問合せください。
問合せ:危機管理課
【電話】551-0109【FAX】518-9833
<この記事についてアンケートにご協力ください。>