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知っとこうか!公立甲賀病院

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滋賀県甲賀市

■第20回パーキンソン病の運動障害について知っとこうか
リハビリテーション科 部長 藤田美奈子
パーキンソン病は、脳の異常のために、体の動きに障害があらわれる病気です。
現在、日本には約20万人の患者がいるといわれています。高齢者に多くみられる病気ですが、若い人でも発症することがあります。代表的な症状として動作が遅く・少なく・小さくなる、安静にしている時に手や足に細かな震え(安静時振戦)がでる、バランスが取れなく(姿勢反射障害)なるといったものが挙げられます。また、腕や足をうごかそうとすると関節がカクカクするような抵抗(筋固縮)が感じられる事や便秘、起き上がったときにふらつく(起立性低血圧・自律神経失調)といった非運動症状も出ます。
パーキンソン病は何年もかけてゆっくりと進行する病気ですが、現在は効果的な治療薬もあるため発症から長い年数にわたり良い状態を保つことが出来るようになってきました。
同時に注目されているのが運動療法です。身体機能や健康関連のQOL・筋力・バランス・歩行速度の改善に有効であることがガイドラインにも示されており、早期から進行期までのどのステージにおいても有効性が高いとされています。太極拳や音楽療法・ダンスやビデオゲームなど多様な方法がありますが、当院ではアメリカで考案されたLSVT BIG(リーシルバーマンビッグ)という運動療法を行っています。
所定の試験に合格した療法士しか行うことが出来ない療法で、滋賀県では当院が最も早く取り入れて、外来やリハビリ入院を行っています。ご興味がありましたら、詳細は当院窓口にてお尋ねください。

問合せ:公立甲賀病院総務企画課
【電話】62-0234
【FAX】63-0588

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