■健幸づくりの秋
秋といえば「実りの秋」「食欲の秋」といわれるように、様々な食べ物が旬を迎えます。秋が旬の食べ物といえば、サツマイモ、栗、柿、さんまなどがあります。旬の食べ物はついたくさん食べたくなりますが、糖質が多く含まれる食べ物もありますので、血糖値が気になる方は食べ過ぎに注意が必要です。
市では「健康くさつ21(第2次)」において、「糖尿病の発病予防と重症化予防の推進」を重点施策の一つに掲げ、その中で計画的に取組を進めるための指針として位置づけている「糖尿病対策ガイドライン」に基づき、年代や地域の特性に合わせた糖尿病予防の啓発や健診受診率の向上に取り組んでいます。
糖尿病予防や治療は、医療の分野においても、診療科目を超えた連携が必要になるため、今年9月に実施した「みんなの健幸フェア」では、草津栗東医師会・草津栗東守山野洲歯科医師会・びわこ薬剤師会が合同でブースを開設し、それぞれの分野から糖尿病予防についてのトークショーなどを実施いただきました。こうした連携をさらに強化し、市全体で糖尿病対策を進めてまいります。
糖尿病予防は食事のバランスや適度な運動など、生活習慣を少しでも改善することで始めることができます。また、近年、糖尿病は歯周病と相互に関係していることが注目されており、予防には、定期的に自分の体の状態を知ることが必要です。この機会にぜひ健診を受診してみてください。(詳しくは本紙4ページをご覧ください。)
また、市では現在、市内の飲食店で野菜を120g以上使った料理を提供する「ベジランチandベジディナー」や、生活習慣病予防に関する運動講座などを行っていますので、生活習慣改善に取り組むきっかけとして、ぜひご活用ください。
市民の皆様が生きがいをもち、健やかで幸せに暮らすことができる環境やきっかけづくりを引き続き進めてまいりますので、ご自身のできることから無理のない範囲で、健幸づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか。
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