■森林環境学習「やまのこ」in 沖島
山田恵美リポーター
近江八幡では、小学校4年生の森林環境学習として「やまのこ」を沖島で実施しています。5月24日、安土小学校の2クラスが堀切港と長命寺港から沖島へ出発。沖島に到着すると、生徒たちは登山中の注意事項を聞いた後、専任指導員、やまのこサポーターなどと快晴の空の下、ケンケン山へ。森林の中を歩きながら、木や草花のはなしを聞いたり、軍手越しに葉っぱを触ってみたり、鳥の鳴き声に耳を澄ませてみたりしていました。
沖島小学校で沖島や沖島のくらしの話を聞き、昼食後は丸太切り。安全に気を配りながら、みんなで力を合わせて切っていました。五感で感じ取り、学び、楽しむ、そんな体験だったのではと思います。5年生のびわ湖フローティングスクールでは、学習船「うみのこ」から島や山、森林を見てたくさんのものを学んでほしいです。
■素敵なキノコの物語
東知樹リポーター
5月31日、そのきのこさん主催の作品展「Beカラフル-色いっぱいの毎日を-」へ取材に行ってきました。桜宮町のギャラリー「すみれラボ」で行われているこの作品展は、主にベニテングダケをモデルとしたキノコ作品をかわいらしく展示したもので、流れている音楽も雰囲気にあっていて、物語の世界に迷い込んだような体験ができました。そのきのこさんは、キノコの可愛いフォルムに魅了され、1年間で約300個もの作品を作り上げているそうです。「このような作品展を開いて、もっとキノコのことをたくさんの人に好きになってほしい」と話していました。
■田植え体験学習
馬場利男リポーター
金田小学校の5年生159人が、総合的な学習の時間と、社会科の「わたしたちの食生活を支える食料生産」の学習の一環として、5月20日に田植え体験をしました。
体験では、どろどろの田んぼの中にちゅうちょなく入った子もいれば、なかなか踏ん切りがつかず、ようやく入った子もいました。全員が1列に並び、ロープについた目印に、苗を3~5本ずつ植えていきます。泥だらけになりましたが、子どもたちは楽しそうで、追加の苗をもらい、たくさん植えていました。この田植え体験は、10年間協力を続けている金剛寺町の村田正文さんや、グリーン近江農業協同組合の職員、田んぼの地主さんなどの指導・協力のもと実施されています。子どもたちは、秋の収穫を楽しみにしながら、今後の学習を深めていくことでしょう。
■人と関わる楽しさを 駄菓子屋オリキキの挑戦
松村美沙枝リポーター
八幡町でかつて「オリキ」と親しまれていた『オリタ菓子店』。20年程前の閉店から空き家の状態が続いていましたが、昨年8月から駄菓子屋OliKiKi(オリキキ)として再オープンしました。
人との関わりが希薄になってきている昨今に「誰かと関わる楽しさ」の実感できる居場所をつくりたいという想いから、店の奥には自習やおしゃべり、読書などができるフリースペースも。実際、異なる年齢のお子さん同士で宿題の教え合いをしたり、同級生が集まりいつの間にか同窓会状態になったりするなど、昔懐かしい駄菓子と温かい空間が、たくさんの交流を生み出す居場所となっています。
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