■「注意1秒ケガ一生」
自転車は、だれでも簡単に乗ることができますが、ルールを守らないと大けがにつながることがあります。「ルール」は「相手の命」を守るだけでなく、「自分の命」を守るためのものと考え、この機会に、もう一度確認してみましょう。
・相手を守り、自分を守る運転をよろしくお願いします。
◇令和5年中の自転車乗用中の事故の概要
滋賀県警察本部の統計では、県内で発生した自転車事故の件数が516件で全事故の約2割を占めています。
また、全事故における死者数のうち、自転車乗用中の割合が最も多い状況です。
▽まずは、自転車の点検
・ベル…きちんと鳴るか
・ハンドル…曲がっていないか、グラグラしていないか
・ブレーキ…前・後輪ともきちんとブレーキがかかるか
・ライト…点灯するか
・サドル…グラグラ揺れないか、両足先が地面につく高さか
・反射板…汚れていないか、よく見えるか
・タイヤ(前後)…空気は十分入っているか
▽次に、ヘルメットの確認
・ヘルメットの位置…おでこが出ないように深くかぶる
・ヘルメットの位置…横から見たとき、ヘルメットが水平
・耳紐(ひも)の位置…耳が外に出るように、顔にそわせる
・あご紐(ひも)の長さ(子ども)…指が1~2本入る隙間がある
・あご紐(ひも)の長さ(大人)…指が1本入る隙間がある
▽万が一の保険も忘れず
交通ルールを守っていても、不慮の事故で自分が加害者になることもあります。高額な賠償責任が生じる恐れがありますので、保険に加入しましょう。
・加入は滋賀県の条例で義務化されています!
■ヘルメットは、自分の命を守る
令和5年4月1日から、全ての自転車利用者に対し、ヘルメット着用が努力義務化されました。頭を守ることは、自分の命を守ることにつながります。
◆ヘルメットの選び方
最近のヘルメットは、スポーツでも使われるものから、一
見帽子のように見えるものまでさまざまです。自分のスタ
イルに合わせ、お気に入りのヘルメットを選んでください。
▽選ぶポイント
・安全基準を満たしているか
・適切な重さか
・サイズは合っているか
・色は用途に合っているか
・通気性は十分かなど
◇安全性を示すマーク(例)
・SG(一般財団法人製品安全協会)
・JCF(公益財団法人日本自転車競技連盟)
※マーク図は本紙をご確認ください
◆補助金を活用ください
対象:
(1)市内在住の満65歳以上の人
(2)市内在住の高校生世代以下の未成年(18歳に達する日以降の最初の3月31日まで)
補助金額:購入経費の2分の1(100円未満の端数切り捨て、上限3,000円)
申請期限:令和7年3月31日Wまで
※主な安全基準を満たした新品のものに限ります。申請方法など、詳しくは本紙掲載の二次元コードからご確認ください。
■主なルール違反
◇信号、停止を守らない安全確認をしない
信号や道路標識を守り、左右の安全確認をしてから渡りましょう。
◇歩道や車道で右側を通行してしまっている
自転車は軽車両です。
原則、車道の左側を通行しましょう。歩道は歩行者が優先です。
◇夜間の無点灯運転
暗くなると、周りから発見されにくくなります。
事故につながる恐れがありますので、必ず点灯しましょう。
◇並んでの運転
「並進可」の標識がある場所以外では、並んで走ってはいけません。通行の妨げになります。
■今後、罰則付き違反に
◇酒気帯び運転
お酒を飲んで運転することは大変危険です。
転んでけがをするだけでなく、加害者になることもあります。
※酒酔い運転は既に罰則付き違反です。
◇ながら運転
携帯電話(スマホ)を触りながらの「ながら運転」は、バランスを崩しやすく、視界が狭まり、注意が散漫になります。
問合せ:交通政策課
【電話】36-5515【FAX】36-5882
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