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自治体の皆さまへ

家族で考えよう 災害時の行動(1)ー今日は「災害時どうする会議」

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滋賀県近江八幡市

■家族で災害時行動確認シートを作ろう![地震・水害の場合]
皆さんは災害時、家族でどのように行動するか決めていますか。災害はいつ、どこで発生するか分かりません。いざという時のために、家族が取る行動、連絡先などの情報を、普段から家族内で共有しましょう。
今回の特集では、安土町常楽寺在住の南さん一家にご協力をお願いし、実際に災害時行動確認シートを作成してもらいました。

▽ステップ1
南さん一家には、まず住んでいる家の地震や水害リスクを調べてもらいました。「結構揺れるな」とじっと地図を見る一家の横顔からは、真剣さが伝わります。

災害時の行動は地震と水害で違います。本紙4ページにある災害時行動タイムラインのとおり、地震の場合は発生後、すぐに身を守ることや、速やかに避難することが求められます。
反対に水害の場合は、避難するタイミングが重要です。まずは我が家の災害リスクを確認し、どのような行動を取ることが最適か考えましょう。

▽ステップ2
次に、自治会や市で決められている避難先を確認してもらい、長女・琴梨(ことり)さんにシートを書いてもらいました。地震と水害では避難先が異なり、驚く一家。避難経路は「細い路地に入ると危ない」という祖父・一男(かずお)さんの助言もあり、メインの避難経路は大通りとすることにしました。

避難先が決まったら、避難先だけでなく避難経路の地震・水害リスクも確認してください。被災し通れなくなることも想定し、複数の経路を事前に考えておきましょう。また、別々の避難所に避難し、かつ携帯電話などが不通となった時のために、最終的な家族の集合場所を決めておくと安心です。

▽ステップ3
続いて、家族の緊急連絡先を書いてもらいました。しかし、「県外に暮らす息子や、勤務中の母が避難する場所が分からない」と改めて気付かれたそう。すぐに調べると話してくれました。

自分や家族が家に居るときに被災するとは限りません。しかし、どこで被災したとしても、お互いにどこにいるのかが分かれば、情報が手に入ったとき、推測を立てることができ、次の行動に移ることができます。

▽ステップ4
最後は、非常持出品や非常備蓄品を考えてもらいました。父・康弘(やすひろ)さんは防災士。「軍手より革手袋がいい」「ヘッドライトは両手が空いて便利」と、家族の持出品を率先して考えていました。
そして、約1時間でシートが完成!これからも家族の状況に合わせてアップデートしつつ、災害に備えてくださいね。ご協力ありがとうございました!

家族によって必要なものはさまざま。災害時に慌てないよう、貴重品を除いて、普段からまとめておきましょう。また食料は個人の好みやアレルギーに大きく左右されます。普段から食べ慣れているものを備蓄したり、たまに夕食を非常食に置き換えて、家族の意見を反映させるなど、被災時にストレスを減らせるように準備することがおすすめです。しかし、本当に急いで家を離れなければいけない時や、置いてある場所が危険だと判断した時は、「命が一番」です。無理に取りに行かないようにしましょう。

皆さんも家族で「災害時どうする会議」を開催し、情報を共有して災害時に備えませんか。本紙3・4ページを切り取ったり、コピーしたりして、いつも持ち歩けるようにしましょう。他にも、市では下記のような防災・減災のための補助やセミナーを行っています。ぜひ活用してください。

◆南さん一家にインタビュー!
▽琴梨さん(長女・中3)
住んでいる家の水害や地震のリスクが知れてよかったです。いざという時のために、逃げるところを決めておくことや、荷物をまとめておくこと、頭の片隅に避難行動の意識を常に置いて、「ここの道は危なそう」と考えることが重要だと思いました。被災した時に一人でも多くの命が助かるために、みんなにも家族で事前の準備をしてほしいです。

▽康弘さん(父・48歳)
避難場所やルートなどを家族で共有できて有意義でした。これからはニュースや天気予報などさまざまな情報にアンテナを張って、防災・減災に務めるほか、家族に必要なものや備蓄品などを選定していきたいです。日頃から家族で考えることで、有事にそれぞれが適切な行動が取れると思います。今回はそれを考えるきっかけになりました。

申込み・問合せ:
災害・防災に関すること…危機管理課【電話】33-4192【FAX】33-4193
建築物に関すること…建築課【電話】36-5544・【FAX】36-5595

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