■定期的に血圧を測定しましょう
高血圧とは、慢性的に血圧が高い状態をいいます。高血圧であっても、それだけで何かしらの症状が出るということはありません。しかし、高血圧の状態が続くと、血管に負荷がかかり続け、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞や脳卒中、慢性腎臓病などのリスクも高くなります。
上天草市の介護保険認定者の有病状況では「心臓病」で治療中の人が7割を占めています。これは高血圧などの生活習慣病が重症化し、心臓病を発症して、要介護状態となっていることが考えられます。
減塩、禁煙、運動などの生活習慣の改善により高血圧を予防すること、また高血圧の状態にある人は、自覚症状が無くても継続的な治療によって血圧を下げ、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを下げることが重要です。
血圧は、家庭でも簡単に測ることができるので、定期的な測定を心掛けましょう。
▽高血圧の基準
病院で測定する場合:140mmHg/90mmHg以上
家庭で測定する場合:135mmHg/85mmHg以上(高血圧治療ガイドラインより)
▽家庭血圧測定の方法
測定のタイミング:
朝)「朝起きてから1時間以内」で「おしっこをした後」「朝食を食べる前」「朝の薬を飲む前」
夜)「寝る直前」「入浴や飲酒の直後は避ける」
測定するときのポイント:
・椅子に座って1~2分たってから測定する。
・カフ(血圧計の腕に巻く帯)は心臓と同じ高さで測定する(心臓の高さに近い上腕部での測定値が最も安定しています。)
問い合わせ先:地域包括支援センター
【電話】0969-28-3378
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