上天草市では、国の「健康日本21(第三次)」に基づく、健康づくりの指針である「第三期上天草市健康づくり推進計画」の策定を予定しています。策定にあたっての基礎資料として健康に関する意識や行動を把握する目的で7月~9月にかけてアンケート調査を実施しました。その一部をご紹介します。
調査対象者:
・上天草市在住の18歳以上の男女から1,000人無作為抽出
・市内小学5年生、中学2年生
・上天草高校在校生
調査方法及び有効回収数:
・郵送による配布
・回収およびインターネット回答 306件
・学校での資料配布によるインターネット回答
小中学生282件、高校生129件
1)あなたは健康だと思いますか?
〔結果〕
年齢が高くなるにつれ「不健康」の傾向が高くなっています。
〔対策〕
年をとっても健康で過ごせるように、若い世代からの健康づくり、健康管理が大事です。
2)1日に30分以上の運動をどのくらいしていますか?
▽高校生
▽小学5年生・中学2年生
〔結果〕
・「働き世代」(40~64歳)で「運動を全くしない」割合が高くなっています。
・小・中・高校生では、男子と女子で運動量に差がある状況です。
・特に高校生の女子の41.3%が「ほとんど運動をしない」状況です。
〔対策〕
年をとっても健康で過ごせるように、若い世代からの健康づくり、健康管理が大事です。
3)どのくらいの頻度で朝食を食べていますか?
▽高校生
▽小学校5年生・中学2年生
〔結果〕
・中学生から39歳までの若い世代で朝食を毎日とる習慣が少ない傾向です。
・朝食を毎日食べる人は、小学生と40歳以上では多い傾向ですが、中学生から39歳までの若い世代では少ない傾向です
〔対策〕
朝食は1日を活動的にいきいきと過ごすための大事なスイッチです。また、朝食欠食は肥満、脂質異常症などの生活習慣病の発症を助長します。特に子どもや若い世代からの朝食摂取の習慣が大事です。
あなたの健康状態はいかがでしょうか?
上天草市では、健診を受けられた方の33.7%(R4)、3人に1人がメタボリックシンドローム該当者または予備群という結果でした。メタボリックシンドロームは、放っておくと脳卒中、心臓病、腎不全などの重大な病気につながります。
年をとっても健康で過ごすため、また、生活習慣病予防のために、若いうちから健康に関心を持ち、運動や食事など生活習慣の改善・毎年の健診受診など、できることから健康管理に取り組みましょう。
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