■子どもの歯の健康を守りましょう~知っておきたいむし歯の基礎知識~
▽上天草市はむし歯の子どもが多い!?
上天草市の一人当たりの平均むし歯数(折れ線グラフ)は、令和元年度は1歳6か月児、3歳児どちらも県平均よりも低くなっていましたが、令和2年度以降は本数が増加したことにより、全国や県の平均よりも高い値となりました。
また、むし歯有病率(棒グラフ)も、全国や県が減少傾向にあるのに比べて、上天草市は増加傾向にあります。
▽むし歯はなぜできる?
むし歯の原因には「むし歯菌」、「歯の質」、「糖分」の「3つの要素」があります。この3つの要素が重なり、一定以上の「時間」が経過するという条件がそろって、初めてむし歯になります。これらを上手にコントロールしてむし歯を予防することが大切です。
▽むし歯予防に取り組みましょう!
子どもの時期の食習慣は、将来にわたるむし歯予防にとても大切です。家族皆で気をつけて取り組みましょう。
◎甘いお菓子やジュース類は控えめに
糖分の多い食品を摂取すると、むし歯菌が繁殖しやすくなります。
◎むし歯を作りにくいおやつの食べ方
・時間を決めて、1日1~2回までにする
・飲み物(お茶や牛乳など)と一緒に食べる
・よく噛んで食べるおやつを選ぶ
・食後にうがいや歯磨きをする
◎「歯の質」向上のためにバランスの良い食事を!
丈夫な歯を育てるには、タンパク質、カルシウムやリン、ビタミン(A、C、D)などの栄養素が必要です。バランスの良い食事を心がけましょう。
また、乳歯や生えたばかりの永久歯は酸に弱く、むし歯になりやすいので注意が必要です。
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