■アナグマ・アライグマ編
最近特に出没件数の増えているアナグマ、アライグマ。このよく似た2種、いったいどんな生態なのでしょう?
アナグマ…イタチ科の日本固有種、甘いものを好みますが、雑食で何でも食べます。穴を掘るのが得意なので柵の下から侵入することも。
アライグマ…アライグマ科の特定外来種。アナグマ以上の雑食性。手先が器用で、柵を越え、木を登り農地へ侵入します。学習能力も高いです。
▽3つの対策
1.餌になるものを野外に放置しない!
害獣対策の基本中の基本。農地周辺に放置された生ごみ、収穫しない野菜や果実、すでに被害にあった農作物は適切に処理しましょう。
2.放棄された果樹の管理
所有者が不明、あるいは誰も収穫しない果樹は、地域の合意の上できる限り収穫する。もしくは伐採する。
3.防護柵の設置
物理柵(目合7.5cm以下のワイヤーメッシュ・トタンなど)と電気柵を組み合わせるとより効果がでます。アナグマ対策には柵と地面の設置面を念入りに固定する必要があります。
▽捕獲
野生動物を捕獲するためにワナを設置するには狩猟免許が必要となりますが、
(1)農地の所有者が
(2)農作物被害を防止する目的で
(3)私有地内において
(4)小型箱ワナ
により有害鳥獣の捕獲を行う場合には狩猟免許は不要とされています。
ただし、捕獲するためには「捕獲許可」が必要となりますので、事前に農政課まで捕獲許可申請をお願いします。ご不明な点はジビエ協力隊まで!
次回12月は狩猟シーズン真っ最中!ということで【ジビエ】編です。
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※詳しくは本紙P.18をご覧ください。
問い合わせ:農政課 林務整備係
【電話】0967-67-2706
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