本市は市外からの転入が多く、人口が増加傾向にある全国的にも数少ない自治体です。しかし、出生数は減少傾向が見られ、少子化の進行が始まっています。
令和5年4月に『こども基本法』が施行され、こども家庭庁が発足しました。
“すべてのこどもが、将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指す”ために、各地でさまざまな取り組みが始まっています。
本市では、市社会福祉協議会、事業所などとも連携して、子育て支援に取り組んでいます。
今回の特集では、こどもを預けたり一緒に遊んだりできる5つの子育て支援制度を紹介します。
■出生数と人口
出典:熊本県衛生統計年報
■紹介する制度
◇こどもを預ける必要があるときに利用できる『ファミリーサポート』『一時保育』『病児・病後児保育』
ファミリーサポート:0~12歳
一時保育:生後3カ月~6歳
病児・病後児保育:生後2カ月~9歳
◇こどもの遊び場『児童館』
児童館:0~18歳のこどもと保護者
◇こどもを遊ばせたり子育ての悩みなどを相談できる『つどいの広場』
つどいの広場:0~3歳未満のこどもと保護者
■預けたいとき…ファミリーサポート
子育ての手助けをしてほしい人(利用会員)と、子育ての手伝いをしたい人(協力会員)による会員登録制の組織です。協力会員の自宅で利用会員のこどもを預かるなど、育児の援助活動を行なっています。
利用には事前登録が必要で、協力会員になるには養成講座を受講します。
※状況により、希望に添えない場合があります
対象:0歳~小学6年生のこども(障がい児は18歳まで)
利用時間:午前6時~午後10時
利用料:
※料金の一部に助成があります。詳しくはお尋ねください
問合せ:市社会福祉協議会
【電話】096-242-7008
◇利用者の声
・法上 史(ほうじょう ふみ)さん(新開)
親族も近くにいない中、3人のこどもを抱えてファミリーサポートの利用会員に登録しました。双子育児の経験もある会員さんに預けることができとてもほっとしたのを覚えています。現在は、こどもを預かる協力会員としても登録しています。初めてのお子さんを預かるときは特に、保護者が安心できるよう細やかな気遣いを心掛けています。
・市社会福祉協議会 こども支援センター
髙山 香織(こうやま かおり)さん(ファミサポ担当)
利用の前には保護者・お子さんとの面談を行ない、困りごとなどを把握して協力会員(預け先)を紹介するようにしています。制度を利用したことがない人は最初のハードルを高く感じるかもしれませんが、初回利用時は同行したり、利用後のフォローも行なっていますよ。また、協力会員に興味がある人はぜひ気軽にご連絡ください。
■預けたいとき…困ったときの一時保育
就学前のこどもを、保護者の就労、病気、家族の介護、看護、冠婚葬祭などの理由で保育できない場合に、ぽっぽ保育室で一時的な保育を行なっています。
利用時間:午前8時30分~午後5時
(延長時間…午後5時~7時)
休館日:年末年始
利用料:
※午後5時以降は別途1時間500円加算します
◇一時保育を利用したい
対象:
・本市在住または市内に勤務している保護者のこども
・生後3カ月~6歳(就学前)のこども
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一時保育の利用
◇NPO法人ぽっぽの部屋
宮田 美野枝(みやた みのえ)さん
ぽっぽ保育室では保護者の多様な働き方や、習い事、リフレッシュなどのためにこどもを預かり、保育しています。初回は、記入してもらう書類が複数ありますので、事前に用紙を受け取って記入・提出しておくといざという時にスムーズですよ。
問合せ:ぽっぽ保育室(ヴィーブル内)
【電話】096-248-2230
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