(だんじょきょうどうさんかくすいしんこんわかいだよ)り
男女共同参画推進懇話会
委員 西﨑 久美子(にしざき くみこ)さん
第4次合志市男女共同参画推進行動計画の中に『だれもが希望する場所で能力を発揮し活躍できる社会づくり』という基本目標があります。この目標は、男女共同参画や多様性の尊重を推進する上で、重要な内容となっています。
いくつか紹介すると、施策『多様な性・文化・生き方を尊重する社会づくり』では、性的マイノリティの人たちをはじめ、多様化する社会に対応した研修や教育機会の創出などをうたっています。
多様性を尊重する機会として、本市では令和5年4月からパートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度が導入されました。この制度は、私たち男女共同参画推進懇話会でも検討を重ねて導入に至ったもので、性的マイノリティや事実婚の人などがパートナーシップの関係にあることを市に宣誓し、宣誓したことを市が証明するものです。この制度を通じて、多様性を認め合うまちを目指していきたいと思います。
また、『仕事と生活の調和の推進』では、仕事と家事・育児・介護の両立支援、在宅勤務やテレワーク、フレックスタイム制をはじめ育児休業制度、介護休業制度などの普及・啓発をうたっています。
1月に開催された『気づきうなずきフェスティバル』での本橋馨(もとはしかおる)さんの講演の中で、それらの制度が充実し、女性が自立できている国ほど男女共同参画が進み、少子化も改善しているというデータの紹介がありました。
私は母子家庭で、仕事、子育て、祖母の介護が重なって大変だったときに、市役所に相談して、デイサービスやお風呂の訪問介護を紹介してもらうなど、とても親切に対応してもらいました。ひとり親世帯には、他にも就業支援・自立支援などいろいろな支援があります。ひとりで悩まず、ぜひ、相談して活用してもらえればと思います。
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