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学校の話題

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熊本県和水町

町内小中学校の様子をお知らせするため、定期的に掲載を行っています。

■三加和小学校
○豊かな心を育てる体験活動
5年生は、総合的な学習の時間に米作りを体験します。田植えは、学校近くのお借りしている田んぼで行います。子供たちが米の発芽の様子を観察できるようにと、ゲストティーチャーの松尾さんが、学校で種籾のまき方を教えてくださいました。育苗箱に均等に種籾をまいて、最後にふんわりと専用の土をかけました。子供たちは、水を絶やさないように一生懸命世話をしました。米を収穫するまでには多くの行程があります。収穫まで、みんなで世話を頑張ってほしいです。
また、生活科の授業では、1・2年生合同でさつまいもの苗を植えました。お借りしている畑に地域の方が畝を作ってくださいました。雨の後で土が軟らかく少し植えにくかったようですが、子供たちは一本一本丁寧に植えることができました。たくさん植えたので収穫も楽しみです。
今後、3年生も大豆の栽培に挑戦します。国語科の「すがたをかえる大豆」の単元につなげて学習を進めていきます。

■菊水小学校
○だれかの笑顔のために
今年の学校だよりのタイトルを「だれかの笑顔のために」としました。「誰かのために」という言葉はずっと大切にしていた言葉です。そのきっかけはある講演会でした。その講演会で、講師の先生が、「すべての成功者に共通することを探してみた」という話をされたのです。すべての成功者に共通することとして次のように話されました。すべての成功者は自分の利益のためだけでなく「自分以外の誰かの幸せのために行動した」というのです。そこで頭に浮かんだのが、大谷選手です。大谷選手は日本中の全ての小学生のために、グローブを寄贈してくれました。本校でも、大谷選手のグローブを手にして笑顔になり、キャッチボールを楽しんだ子どもたちの姿がありました。
最近、とてもうれしいことがありました。
本校は、毎朝ボランティア活動に取り組んでいます。私も、西門付近の掃き掃除を終えた後、サッカーゴールの下の雑草が気になり、草取りをしていました。そろそろボランティアの時間も終わりだと思っていると、ボランティア活動を終えた6年生の女子二人が、私の方に向かって走ってくるのです。何かあったのかなと待っていると、私のそばに来て草取りを始めてくれたのです。しばらくすると、ボランティア活動の時間の終わりを告げるチャイムが鳴りました。6年生の女子二人は、「少ししかできなかった。」と残念そうに教室に戻っていきました。私は、「ありがとう。」と声をかけることしかできませんでしたが、心の中は感動でいっぱいでした。自分の仕事が終わったあとに、それこそ「誰かのために」行動できる菊水小の子どもたちが育っていることを実感することができたからです。この感動をだれかと共有したくて、すぐに担任の先生にこの出来事を伝えました。
学校では、教師が子どもたちに教えることばかりでなく、子どもたちから教えられることもたくさんあるのです。

執筆者:菊水小学校 校長 井上

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